漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

　　 篆刻遊戯　・　おおさか維新の糞憤とシールズ関西の 政通人和







篆刻 政通人和





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人　政

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和　通




政治を通して人々が和す。
おおさか維新の糞憤とシールズ関西の　政通人和　を語る。

この稿は１１月２２日に行われる大阪市長選及び大阪府知事選挙・大阪Ｗ選挙で、
大阪の政治を真の意味で大阪にくらす住民の手に完全な形で取り戻すための闘いなのです。




　　　




私たちＳＥＡＬＤs ＫＡＮＳＡＩは自由で民主的な社会を守るため、
今年５月に関西で緊急アクションを立ち上げました。

今夏の安全保障関連法案をめぐる国会審議などに見られるように、
安倍政権は国会での議論を軽視し、
高まる国民の反対の声にも耳を傾けないなど、
民主主義政治の根幹を否定するようなやり方で国政を運営してきました。

このような状況にあって私たちは、
ひとりひとりの頭で思考し、
安保関連法案および安倍政権の政治に対して反対の声を上げてきました。

　　　　　　　　　　　　　　http://sealdskansai-statement.strikingly.com/









そして今私たちは、
現在のおおさか維新の会の政治でも先に述べた安倍政権による政治と同様に、
議会の役割が軽視され、
民主主義の理念が否定されていると考えています。

さらに言えば大阪維新の会と安倍政権は共に、
思想・信条の自由の侵害を是とする姿勢を示し、
住民の生活の破壊につながる施策を行うなど重大な共通点を持っています。

これらを踏まえ、
私たちＳＥＡＬＤs ＫＡＮＳＡＩは今回の大阪W選挙において、
大阪ひいては日本の自由と民主主義のため有権者に戦略的投票を呼びかけます。

議会における熟議や思想・信条の自由の保障といった、
この国の政治における最低限の前提が守られなかった大阪維新の会による、
これまでの政治から転換し大阪府・市の政治を再び私たち住民の手に取り戻しましょう。

私たちが大阪維新の会の政治に反対する理由は、以下の３点です。








１　　 議会の役割の軽視
２　　 住民サービスの切り捨て
３　　 個人の思想及び自由の侵害


１　　 議会の役割の軽視


民主政治における議会の役割とは何でしょうか。

その１つは議論を通じて互いの意見を修正し合い、
できるだけ広範な合意が得られる策を見出す努力をする、
つまり熟議を行うことにあります。

しかし大阪維新の会の議会運営にはこれに真っ向から反する姿勢が現れています。
彼らは昨年７月、
旧大阪都構想の制度設計を協議する大阪府・大阪市特別区設置協議会において、
大阪市特別区設置協定書　・　旧都構想の設計図案の採決を強行するため、
自陣営以外の会派を排除しました。

これは　　自分たち以外の意見には応じない　　と言わんばかりの強圧的な姿勢です。










民主政治の場においては、
そこで扱う案件が重要になればなるほど、
多様な意見を取り入れ熟議を尽くすことの重要性は増します。

その最たるものである、
旧大阪都構想をめぐる政治に現れた彼らのこの姿勢を、
有権者は絶対に忘れてはなりません。

彼らは熟議どころか、
その前提である多様な意見の存在を否定し議論することすら避けたのです。

熟議を行うという民主制議会の前提は、
彼らから完全に抜け落ちています。



２　　 住民サービスの切り捨て

約８年間にわたる大阪維新の会の政治のもと様々な住民サービスが失われてきました。









超高齢化社会が進展する中、
特別養護老人ホームの建設補助金は1床あたり３７１万円だったのが、
２７０万円にまで削減されました。

介護保険料の基準額は２００７年と比べて2２８％も増加し、
全国平均より年間約６千円も高くなりました。

また住吉市民病院の廃止決定救急救命センターへの補助金の廃止なども行われました。

これによって近くの病院を失ったサービスの利用者は、
遠くの病院に車で行くことを余儀なくされています。

そして他方サービスを提供する側は負担の増加に見舞われています。

このほかにも障がい者・福祉団体への補助の廃止、
バスの路線の削減など様々な住民サービスが切り捨てられています。









これらのことから、
今までのおおさか維新の会の政治によって住民の生活が脅かされていることがわかります。



３　　 個人の思想及び自由の侵害


大阪維新の会による政治は、
公務員に対し個人の思想・自由の侵害といえる行為を行ってきました。
具体的には以下の２点が挙げられます。


１点目は　　思想チェック　　と言われるものです。







これは２０１２年２月に大阪市の全職員に対して行われた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　労使関係に関する職員のアンケート調査

に見て取れます。

橋下徹大阪市長はこれへの回答を　　業務命令　　とし、

　　　　　　　　　　　　正確な回答がなされない場合には処分の対象となりえます

としました。

主な質問内容は、
市の労働組合活動や特定の政治家を応援する活動への参加経験の有無でした。

また、
それに誘われた経験のある人には、
その　　

　　　　　　　　　　　　活動内容や誘った人の氏名　・　誘われた場所　・　時間帯

を記述する欄が与えられていました。









この調査は職務とは何の関係もなく、
個人の思想・信条に介入し、
その自由を侵害するものです。
その対象が公務員であってもこれを見過ごすことはできません。



２点目は「口元チェック」と呼ばれるものです。



これは大阪府内の公立学校の教職員が、
行事の国歌斉唱の際に国歌を歌っているかどうかを目視で確認されることを指します。

２０１１・２０１２年、
旧大阪維新の会に主導され、
大阪府・市では　　国旗国歌条例　・　君が代条例　　が制定されました。









行事での国歌斉唱において　　教職員は起立により斉唱を行うものとする　　ものです。

これに基づく国歌を歌うことを求める業務命令に３度そむいたと判断されれば、
同じく旧大阪維新の会が主導した同府・市の　職員基本条例・２０１２年制定　の、
規定により　　　免職　　　されます。

つまり旧大阪維新の会のこれらの施策は教職員に国歌の歌唱を実質的に強制しているのです。

しかし、
日本国憲法第１９条は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　思想及び良心の自由は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これを侵してはならない

と謳っています。
これはこの国の自由と民主主義の根幹です。
現おおさか維新の会はこの理念を無視もしくは蔑視していると言わざるを得ません。








以上のように私たちＳＥＡＬＤs ＫＡＮＳＡＩは、
議会における熟議や多様な意見の尊重、
思想信条の自由の保障といった民主主義社会における最低限の前提条件を守らず、
生活保障を切り捨ててきたこれまでの大阪維新の会の政治に反対の意を表し、
これら３つの最低条件を満たす政治への転換を求めます。

また私たちはこの大阪Ｗ選の後も、
選挙で選ばれた大阪府・市民の代表が、
自由と民主主義の理念に立脚し、
住民生活の向上に努める市政・府政の運営を行うことを求めて監視し続けます。








橋下徹の住まいは、
豊中市のセレブが住むといわれる超高級億ションで、
最上階のペントハウス化した全フロアを貸し切りにしている。
マツイは１５００万の表側収入をたいしたことない。
その程度ですと話して聴衆をあきれさせて平気なツラをしている。

間違っている。
旧都構想奉信者ドモならびに維新を声高に叫ぶモノドモコレ未熟なること犬猫同然である。
おおさか維新の糞憤を叩き潰しシールズ関西の政通人和を成し遂げねばならない。

投票日は来週の日曜日である。


　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玉地 俊雄