2011/04/28(木)14:42
もうすぐ どきどき うんどうかい
もうすぐどきどきうんどうかい
価格:1,155円(税込、送料別)
こわせたまみ・作
秋里信子・絵
5月は運動会がありますね。新一年生にとって初めての運動会。
どきどきわくわくするのでは?
GWが終わるとすぐに運動会の練習が始まります。
高学年はリレーの練習にはげみます。
この本は、そんな運動会に向けての内容です。
もうすぐ運動会。ゆうちゃんはゆううつでたまらない。
「だって、ぼく、かけっこ 遅いんだもん。」
お母さんは言います。「一生懸命走ればいいのよ。」
ゆうちゃんは、お母さんまで先生みたいな事を言うのが嫌でした。
そんなある日、買い物の途中でゆうちゃんは公園で一人遊び。
ブランコに揺られながら憂鬱な気分に。
すると、突然、ウサギが現れて…運動靴をくれました。
ウサギが言うには「この靴、びゅびゅーんと走れる運動靴さ。」って。
そして、こうも言いました。「走ろうと思わなくちゃ。」って。
その時です!オオカミにウサギの妹がさらわれました!さあ、大変!!
ゆうちゃんとウサギが猛スピードで追いかけます。
このお話…なんとなく『うさぎのくれたバレエシューズ』のような
感覚でした。
ウサギって足の速いイメージがありますよね
ウサギの言うセリフで「足が走ろうとしているのに、ゆうちゃんが
走ろうとしないから、転ぶのさ」っていうシーンが個人的に好きですね~。
せっかくいい道具を手に入れても、使う人の気持ち次第で『良く』も『悪く』
にも変わってしまうんですよね。まるで『病は気から』です。
ゆうちゃんは、嫌な気持ちが手放せないでいたんでしょうね。
日常生活でも、嫌な事ってなかなかはかどらないものですよね
そんなゆうちゃんは、最終的には気持ちが切り換えられたようですよ。
読むと6~8分で読めます。
運動会に向けて、イメージをふくらませやすい絵本なのでは?