はしか、今年も流行?
昨年春に大規模な流行があり、大学や高校の休校が相次いだはしかの患者が今年も神奈川県などで10代を中心に多数発生していることが国立感染症研究所の集計で25日分かったそうです。感染研は「このまま患者が減らなければ、昨年を上回る規模の流行が春以降に全国レベルで発生する恐れがある」と警戒。感染の恐れがある人に対し、ワクチン接種を呼び掛けています。集計によると、1月13日までの2週間に全国の医療機関から報告された患者数は計145人。神奈川県の44人をトップに、北海道22人、福岡県16人、東京都13人、秋田県10人などと続く。年齢別では、10代が44%と最も多かったようです。はしかとはくしゃみやせきで広がる麻疹ウイルスによる感染症。免疫がない人が感染するとほぼ100%発病する。発熱など風邪のような症状を経て全身に発疹が出る。7―10日で回復するが、まれに重症化し死亡する例も。特効薬はなくワクチンによる予防が有効とされる。昨年春、首都圏の10―20代を中心に流行し、全国で休校が相次いだ。厚生労働省は、国内流行を2012年までにゼロにしようと、08年度から5年間、高校3年生と中学1年生にワクチンの追加接種を決めました。 ←ポチッと押して下さいネ