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[ボディワーク/身体知] カテゴリの記事

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• YAKO さんのサイト、記事／ソマティック・プラクティス

  YAKO さんが、ばう犬とのセッション（５回のメンテナンス・セッション）体験について、ご自分のサイト“ballet ballet ballet”にアップしてくださいました。YAKO さんとのセッションは、ばう犬にとって、大きな学びとなりました。YAKO さん、大変ありがとうございました。“ballet ballet ballet”は、ボディワークを学ぶ者にとって（バレエを習われている方にとっては、もちろん）、必見のサイトです。ぜひ、ご訪問ください。なお、Site Guide の“Conditioning for Dance”／“Body Work”／“Around My Ballet” に、YAKO さんが書かれた、ばう犬とのセッションの記事があります（「私のバレエ周辺」からも、入ってみてください。バレエのレッスンでの記事が、ボディワーカーにとっては圧巻です）。ソマティック・プラクティスに興味がある方は、ぜひ、ご訪問ください。

  Jul 19, 2007

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• 「私」はどのように・・・／ボディワークの探求

  「私」はどのように形成されるのか？「私」は個の内部から「芽吹いて」くるわけではない。「鏡の反映（「他者」の眼差し）」が最初にあり、それが「私」として内部に取り込まれるのだ。だから、「私」は外部から来る。より正確に言えば、「私」は「他者」との関係から形成される。こんな言い方もできる。ヒトの脳は不完全な器官であり、最初から「他者」の助けを「予定」している。「他者」なしには、ヒトとしての「心」は形成されない。

  Jul 16, 2007

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• 時間も自己もない世界／後施術健忘のメカニズム

  それは、ボディワーカーによる、言葉の多用から始まるのであるが・・・クライアントの、細かく分化され、かつ重ね合わされた運動と、止まる間もなく移り行く知覚の中で、しだいに言葉―つまり、知覚に伴う（含まれる）言葉―は行き場を失う。現前するのは感覚だけで、時間も自己もない世界に引き込まれる。「一人称の科学 somatics 」を追求するとき、矛盾するようであるが、こうして「私」の〈超越〉が起こる。多くの「軌道修正」は、この世界で為される。ちなみにこれが、「後施術健忘（注）」の背景にあるメカニズムである。（注）体性感覚に「留意」する体験の有無・多少によって、起こったり起こらなかったりする。関係記事：　＊　＊＊

  Jul 10, 2007

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• 体幹の動き／ボディワーク的考察

  自分の手が動く。私たちはそれを容易に見ることができる。赤ん坊がそれを追視するように。足についても同様で、床に足を投げ出すと、それがかなり巧みに動くのが見える。ところが、体幹はそんなふうに見られたことがない。それは、感じられることがあっても、見られることはあまりない。見られる場合でさえ、意図して動きを見られることは、ほとんどない（「太った？」と、お腹を押さえるくらいだろう）。体幹には、手足よりも多くの関節があり、それらを繋ぐ筋肉はそれよりも多い。それなので、動きのポテンシャルは高いはずである。私たちボディワーカーは、それらの関節や筋肉に注目し、分化した動作によって（あるいは、幾つもの、そうした動作を組み立て、組み合わせることによって）、体幹における動きの巧みさを導き出そうとする。

  Jul 4, 2007

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• 運動など／ボディワーク的考察

  ◆ 身体は、生命現象であり、その様相は「運動／変転」であろう。ところで、これらの言葉に代え、「生成／変化」を置くとすれば、それらの言葉は、生命的な動きを「過程」（換言するなら、「動き自体」）として表現し得ない。◆ ソマティック・プラクティスによる、動作主体の生物学的／脳構造的変化は、（１）動作主体にとって、ある程度困難な巧緻動作の要求、（２）その動作の、動作主体による反復継続的努力、（３）その動作に対する、動作主体の持続的興味、によって効果的に促進される。◆ 「知る」とは、知る対象をパターン化することである。そして、パターン化のためには、知る主体にとって、対象として差異のある、平坦でない環境が要求される。◆ 脳神経系進化の起点は、生命維持的戦略を「運動（捕獲、逃避など）」を手段として行なったことにあるだろう。

  Jun 29, 2007

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• 動作の巧緻性／ S I （注）的考察

  ◆ 体幹における関節の多さ、筋の形態や走行の多様性から、体幹動作の巧緻性は、本来的にはかなり高いと言えよう。◆ 手腕を用いる動作は多様である。指先で細かい作業を行なう。重量物を持ち上げる。何かに手を伸ばす。そして、それらの動作により、上腕、肩甲骨、胸郭の構成（関係性）は異なってくる。◆ 動作の巧緻性を向上させようとするとき、機能的身体（物理的／構造的身体における機能面）と表象的身体とを重ね合わせる作業が必要となる。両身体は、改変・精緻化されながら互いに近づき、適応的に「連結」される。◆ 「ホーリズム holism 」（ロルフィング５原理の１つ）のみが強調されると、〈全体〉を構成する〈諸要素〉が軽視され、たとえば、身体各部位の働きが十分に明確化されない場合がある。そうなると、施術の目標や効果も不明確なものとなる。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  Jun 19, 2007

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• 言葉など／ S I 的考察

  ◆ S I （注）の施術（セッション）は、その思想・理論に基づき、プラクティショナーによって提示される身体解釈の内容とその解釈方法（手続き）を、クライアントが受容・「理解」するところから、開始される。◆ 言葉は身体を分割し、明確化し、制御可能なものにする。たとえば、身体のある部分が「肩甲骨」と名づけられ、他から区分されると、その部分の操作が可能となる。◆ 体幹部位を表現する言葉は、四肢のそれに比べて貧困である。「体幹語」を豊かにすることで、体幹における知覚・運動能力は向上するであろう。◆ 関節は、運動器官、感覚器官というだけでなく、外部世界との関係を構築する器官でもある。（注）Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  Jun 15, 2007

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• 「非正統的」解釈／ S I 的考察

  ◆ S I （注１）で言う「ホーリズム holism 」は、相対的なもの（相対的全体論）である。身体（とその環境）を「全体」と定め、それ以外を排除する。「ソマティック・プラクティス somatic practice 」としては、正当なことである。◆ 「パリントニシティ palintonisity （注２）」は、身体運動に限らず、身体の存在様式をも説明する。◆ ヘラクレイトスは、「炎」の存在様式〈生成と消滅（逆のもの）の調和〉について語った。私たちの身体も、同様の存在様式を持つ。◆ 「アダプタビリティ adaptability （注２）」について。速やかな「適応」のためには、常に「仕掛け」が必要である。たとえば、新たに形成された動作の中で、旧い要素が継続する。ただし、新たな役割を付与されて。（注１） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。（注２）ロルフィングの５原理に含まれる。

  Jun 4, 2007

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• 言葉は追いつけるのか？／ S I 的考察

  ◆ 私の意味的動作（歩く、何かに手を伸ばす、など）は過去から来る（注１）。◆ 過去と未来は概念の中にある。だから、心理療法における「洞察」が過去の「事実的解明」である必要は、全くない。◆ 「現在」は時に含まれるものではない。◆ 知覚を言葉から逃走させる。連続する、微細な動きと、それらを追い、また追い越す知覚の後から、いったい言葉は？　言葉は追いつけるのか？◆ S I （注２）は古法（１００年も昔の技法なら、古法である）に惑わされる必要はない。「宇宙」？　クライアントの知覚もそこへ伴っていきたまえ。でなければ、「ボディワーカーとして」君はオナニストである。（注１）全ての意味は過去から来るのだから。（注２） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  Jun 1, 2007

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• 「気づき」

  微細に動こうとするほど、その動きに、知覚が離れがたく付き添う。たとえば、この体験が「気づき」（注１）である（注２）。横浜クラスで、「動作の細分化・修正」の説明上、M Saito が話題にしたのも、こうした、体性感覚的な「気づき」のことである。それなので、心理療法的な意味での「気づき」とは別物である。こちらのほうは、「洞察」と言ったほうがよい。ちなみに、ボディワークとボディサイコセラピー（身体心理療法）を併用するとき、プラクティショナーは、これらの内的体験を取り違えてはならない。（注１）今は、あまり使われない言葉であろうか。（注２）「気づいていること」と言ったほうが、適切かもしれない。

  May 30, 2007

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• 体性感覚に留意して生きる

  昨日、横浜クラスで、「動作の細分化 → 修正」について説明した。それは方法的には、動作中、体性感覚に留意することを基本とする。たとえば、私たちが歩く場合、日常では、「歩く」という動作に含まれる、個々の身体運動（重心を移す、膝を曲げる、足を上げる、など）に留意することは例外的であろう。しかし、歩く動作を修正しようとするときには、そうすることが必要となる。歩行分析を行ない、歩く動作に含まれる「不適切」な身体運動を発見した時点から、修正のためのプロセスが始まる。最初に、「歩く」という「考え」が、歩く動作の細分化によって「棚上げ」される。同時に、歩く動作に含まれる、個々の身体運動が、意識の前面へ浮上する。すなわち、ゲシュタルト心理学で言う「図」（昨日の横浜クラスのテーマは、「知覚のゲシュタルトを操作する（２）／動作の細分化」であった）となる。さて、身体運動が（つまり、動作が身体運動として）修正された後、再度、「図」と「地」の交換が為されなければならない。「図」である間は、身体運動は高い可変性を持つ。私たちが省エネ的に「生活」するには、身体運動の「忘却」は必須である。ところで、多くのときを体性感覚に留意して生きることは、可能であろうか？　もし可能であれば、それは「生活」を、そこに含まれる「ありきたりの意味」ごと、毎瞬間、分解しながら生きていくことになる。それは、「瞑想的な」とでも形容できる生き方にちがいない。

  May 29, 2007

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• セッション・メモ／「主体」は自由でありえない

  ◆ 「主体」は自由でありえない（この文に、否定的な意味合いはない）。それは常に、無数にある、不可視の構造（言語しかり、文化しかり）によって「支持」されている。◆ 知覚は言語に「侵されて」いる。ボディワーカー（あるいは、S I （注）プラクティショナー）は、このことを否定的には捉えず、むしろ「強み」に変えるだろう。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  May 18, 2007

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• 「ゲーム、正常／異常」

  「今」が「異常な状態」（注１）であり、それを「正常な状態」へ「戻す」（注２）には、「過去」の「正常な状態」（つまり、「何が正常であったか」）に「介入」しつつ、「将来」の「正常な状態」（つまり、「何が正常であろうか」）を「発見」する。「戻す」とは、「戻さない」ことである。（注１）プロセス指向であれば、「正常／異常」の判別には、「本来的」には留意しない（しかし、「意図的」には留意する）。（注２）これは、「異常維持の努力」である。そこへ直接に戻れば、また同じ未来がある。

  May 17, 2007

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• ムーブメント・ワーク／知覚探索

  ムーブメント・ワークにおいて、知覚探索（注１）的要素が、動作に対して予備的に伴うべき運動イメージ（motor imajery）（注２）の発動を（無論、それが適切であれ、不適切であれ）抑止する（注３）。（注１）知覚探索は、感覚留意（注意喚起＋受動的注意集中）と微小（細）動作から成る。（注２）この場合、正確には、筋感覚的運動イメージ（kinesthetic motor imajery）である。（注３）これが、知覚探索が動作の修正・洗練を助ける、主要な（しかし、「全て」ではない）メカニズムである。

  May 16, 2007

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• 動作の意味的解体と再構築／ムーブメント・ワークにおける動作修正過程

  ムーブメント・ワークによって、その（修正）対象となる動作は、運動‐知覚的に再構成される過程で、意味（「コップを取る」「Ｕ字溝を飛び越える」「名前を書く」など）的に解体される（あるいは、操作される）。その過程を経て、対象となったその動作は、再構築／再意味付与される（されなければならない（注））。（注）これら最終操作（段階）なしには、つまり、運動‐知覚の再構成のみでは、いかなる動作も「望む形で」安定しえない。

  May 12, 2007

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• S I を真に「身体教育技法」とするために

  S I （注１）には、特殊な形で「身体教育 somatic education 」の思想が含まれている。「特殊」という理由は、技法（特に、主技法である手技）的には、「身体教育的要素」が含まれておらず（注２）、「身体教育」を実現するためには、各プラクティショナーの意図（とそれに伴う技術）を要することである（注３）。つまり、「思想」はあっても、そのための「技法」が（未だ）整備されていない。「身体教育」の観点から言うと、手技（特に、それのみで変化を起こそうと意図する「古典的」手技（注４））の多用は、クライアントから「身体学習」の機会を奪いかねない。S I において、主技法である手技を「不要」とすることは、現時点では考えがたい（注５）。であれば、S I を真に「身体教育技法」とするためには、手技を主技法として残しながらも、同時に、手技を用いる根拠を、「身体教育／学習」の促進・補助として再解釈する必要があるだろう。（注１） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。（注２）「ロルフ・ムーブメント Rolfing Movement 」は別である。（注３）たとえば、S I と同じく、「身体教育技法」として認知されているアレクサンダー・テクニークやフェルデンクライス・メソッドの場合には、技法自体に「身体教育的要素」が含まれている。（注４）多くの場合、「ムーブメント movement 」が併用されるが、手技の補助（手技圧に同期し、「解放 release 」を促進するための、膜組織相互間の滑走）を目的としている。（注５）「現時点」でそれを主張するのであれば、もはや S I プラクティショナーを名乗れまい。

  May 11, 2007

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• 「問い」

  手技は「問い」である。繰り返し問い、問いながら待つこと。

  May 10, 2007

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• レシピの解体

  S I （注）で用いられる「モデル」の幾つかを再解釈し、セミナーなどで紹介してきた。それらは、けっこう好評であった。将来的に、「レシピ」に関しても同様のことを行ないたいと思う。ちなみに、セミナーのタイトルは、「レシピの解体」としたい。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  May 8, 2007

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• 私が S I プラクティショナーであるとは・・・

  私が S I （注）プラクティショナーであるとは、アイダ・ロルフが切り拓いた可能性を、私にとっての可能性として引き受けることである。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。

  May 7, 2007

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• 「チームを組む」とは・・・

  「クライアントとチームを組む」（『ボディワーク入門』 p.76 ）とは、技法的には「図の共有」であり、結果として「表象的身体」の姿形が浮上する。

  May 4, 2007

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• 表象的身体

  構造的身体（注１）、機能的身体、表象的身体が、S I （注２）ワークの主な対象となる。ところで、表象的身体は、身体主体の知覚、思考、イメージなどから構成される。したがって、外部者にとって不可視であり、無形である。S I ワークが「ソマティック・プラクティス（注３）」でなければならない理由の１つが、ここにある。（注１）構造的身体は、機能的身体の「静止画」である。（注２） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI などが知られている。（注３）身体主体の一人称的参加を伴うボディワーク・プラクティス。

  May 3, 2007

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• 老舗のお免状をもらおう！

  再び、日本でロルフィングのスクールが開催されたら（来年か、再来年あたりか？）、お免状もらいに行こうかと思う（試験だけでお免状もらえたら、嬉しんだけど～）。老舗のお免状があると、何かと都合がよい。ばう犬は、S I （注）的には「地方（シン・インテグレーション！）出身」だから～OPENPATH からも、何人か参加するだろう。うちのカルチャー（＊　＊　＊）でクラスを「占領」しちゃおうか（笑）。協会（ JRA ／日ロ協「にちろきょう」）の人たち、ぜひ頑張って、スクール開催にこぎつけてください。P.S. 講師はちゃんと選んでね。キャロルなんか、最高だな！　そしたら、いっしょけんめベンキョする～（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、「ロルフィング」「シン・インテグレーション」「ヘラーワーク」「 GSI 」などが知られている。

  Apr 19, 2007

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• 身体化された「過去」

  ◆ 私たちが「過去」と呼ぶものは、正確には「過去の解釈」である。「解釈」が変われば、「過去」は変わる。ボディワーカーとクライアントは、身体化された「過去」（つまり、身体化された「過去の解釈」）と取り組み、未来の選択肢を増やそうとする。◆ 身体化された「過去」と取り組むとき、ボディサイコセラピー（注１）では、クライアント自身の解釈を、別の解釈（各スクールの「教義／理論」による）へ置き換えようとする（身体的アプローチを用いようと、そうであろう）。ところが、ボディワークでは、クライアントの解釈に対し、置き換えるべき解釈を持ち合わせない。◆ ボディワーカーとクライアントは、身体化された「過去」との取り組みを、ソマティック・プラクティス（注２）を通して行なおうとする。（注１）以前は、ライヒ派セラピーが主流であった。S I （注３）プラクティショナーの間では、「バイオシンセシス」「ボディナミクス」などが流行っている。当然、「折衷」という問題が浮上する。（注２）ソマティック・プラクティスでは、体性感覚が重視される。（注３） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、「ロルフィング」「シン・インテグレーション」「ヘラーワーク」「 GSI 」などが知られている。

  Apr 17, 2007

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• ボディワーカーとして、あるいは S I ワーカーとして

  ・・・先へ進むためには、「構造的手法」に「機能的手法」を対置させる、二項対立的な思考法（＊　＊＊）を乗り越えていく必要があるかもしれない。こうした思考法は、結局不毛である。再び、新たな視点を得なければならない。

  Apr 14, 2007

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• 手技では届かない「深み」

  ◆ 身体には、手技では届かない「深み」がある。その「深み」こそ、ボディワークの主対象である。◆ 肉体（物理的身体）は、「表象的身体（注）」の、言わば「表現」である。「表象的身体」自体は目視できない。◆ 「機能派」ボディワーカーの扱う身体は、主に「表象的身体」である。それは、「外観的／三人称的」方法では見出せず、クライアント自身の「体性感覚的／一人称的」観察によって「浮上」する。（注）心的表象の統合体としての身体を表わす。

  Apr 11, 2007

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• レシピのこと、トム・マイヤーズのこと

  ◆ S I （注１）のレシピには、「人間的要素」が欠けている、とトム・マイヤーズは言う。具体的には、水平面での変位（ローテーション）に対するアプローチが、S I のレシピには含まれていない、ということである。これには、私も同意見である。◆ 「スパイラル・セッション」は、トム・マイヤーズが考案したもので、S I のレシピにはない。第３セッション（注２）の後に、「ねじれ」（主に、水平面での問題である）へ働きかける目的で、新たに設けられたセッションである。◆ セッションを増設する。つまり、レシピを改変する。このことに関して、私は、第一世代（注３）のトム・マイヤーズよりも保守的であるかもしれない。◆ 私は、水平面での問題を、セッションの増設という形で解決しようとは思わなかった。その問題解決技法を、S I のレシピへ（特に、第１～３セッションの中へ）組み入れようと試みている。成果はある。◆ トム・マイヤーズの「構造的アプローチ」では、矢状面（第１、２セッションで扱う）・冠状面（第３セッションで扱う）での介入を、それらの面に特定しておく必要があるだろう。水平面の要素を排除せずには、スリーブ（注４）・セッション群（第１～３セッション）で、（その段階に必要な）「構造的垂直性」を成し遂げることは困難だからだ。◆ もし「機能的アプローチ」を選択するのであれば、どの段階でも（第１～３セッションでも）、水平面の要素を排除することは不可能である。私たちの基本的な動作（「機能的アプローチ」の対象は「身体運動」である。たとえば、姿勢も「動作」として捉える）は、必ず水平面と関わっているのだから。私は、「機能的アプローチ」を選択する。（注１） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られている。（注２） S I は、全１０セッションで構成されている。第１～３セッションで「外縁部」、第４～７セッションで「中核部」へ働きかけ、第８～１０セッションで「統合」を目指す。（注３）アイダ・ロルフから直接ロルフィングを学んだ世代。（注４）外縁部。

  Apr 7, 2007

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• 雑記　S I に思うこと／未来へ

  ◆ トム・マイヤーズ（注１）の言うように、ロルフィングという技法体系は（技法体系である以上）、アイダ・ロルフという「個人名」を離れていかなければならない（注２）。◆ 私たちの身体を「仕立て上げ」、垂直に立ち上がらせ、エネルギー効率を追求するという、S I （注３）の根幹にある、この「近代的」な技法・思考法（思想）（注４）に対して、私たちは、大いに揺さぶりをかけなければならない。◆ S I は、多くの可能性に満ちている。つまり、未完成の技法である。そこに、私たちの希望がある。（注１）第一世代（アイダ・ロルフから直接ロルフィングを学んだ世代）のロルファー。また、『アナトミー・トレインズ』の著者。（注２）つまり、アイダ・ロルフを相対化しなければならない。たとえば、私たちは彼女の「信者」であってはならない。（注３） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られている。（注４）文献によると、アイダ・ロルフは、「ロルフされた人／垂直人」たちの「共同体」を夢見ていたという。

  Apr 4, 2007

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• 学んだ技法を自らの力で鍛え直す

  今日は、入院中の母を見舞った。病院はめじろ台にあり、多分そこは都心より何度か気温が低く、風もかなり冷たかった。めじろ台の病院は、十数年前に、母がクモ膜下出血で倒れ、手術を受けた直後に入院した病院で、その後、幾つかの病院へ入退院を繰り返し、やがて退院が叶わなくなり、数度目の転院でこうしてまた戻ってきた。最寄り駅から病院までの道のりに公園があり、裸木が寒そうに立っている。母の最初の入院時から、この木は立っていた。現在の私に、ボディワーカーとしての技量があるとすれば、それはかなりの部分、母とのセッションで培った思索力と忍耐力に負っている。私の十数年前のノートに、以下のような書き込みがある（私はまだ、S I （注）ワーカーになっていなかった）。「・・・大きなベッドが、母には小さく感じられるのだろうか？　母はベッドに支えられながら、自分自身を支えられずにいるようだ・・・」アイダ・ロルフは、「重力は友であるか敵である」と言ったが、母にとっては、まさに重力は「敵」であった。ロルフは、重力に関わって身体バランスを整える技法を創始した。私はその流れを汲む技法を学んだが、それはそのままでは、身体に障害を持つ母を助けるためには、あまりにも無力だった。私の苦闘はそこから始まった。学んだ技法を自らの力で鍛え直すことが、私の課題となった。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られている。

  Mar 19, 2007

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• 〈主体〉について／カルチャー講座 講義メモ

  ◆〈主体〉が研究対象であるというとき、しかし、その研究方法は、〈主体〉への客観的・対象的な接近であってはならないだろう。◆「主体性（一人称）の科学」においては、主な研究手段となるのは体性感覚である。◆「知覚のゲシュタルトを操作する（ボディワークの一技法）」（注）で体験されるのは、不断に生み出される〈主体〉とその変転である。〈主体〉は、その都度の知覚の「構成体」として生起する。（注）知覚は恣意的であり、世界を常に「図」と「地」とに分節する。この技法では、「図」を意図的に操作することにより、知覚内容に変化を起こし、結果として、〈主体〉の在り方に影響を及ぼそうとする。◆「図の共有」では、知覚の「構成体」としての〈主体〉どうしが、「場」を共有する。

  Mar 14, 2007

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• 催眠から学ぶ

  最近、恩師である生月誠先生（ばう犬の、催眠・カウンセリング・心理学における師匠）の著書・論文を読み返しています。mixi で先生のコミュ（主催は、先生ご自身ではなく、お弟子さんですが）を見つけたのが、きっかけでした。先生の著書・論文の中でも、特に催眠に関するものを読み返しています。先生の催眠法は、行動理論・認知理論が背景にあり、大変分かりやすく、納得がいきます。先日、横浜クラスの受講生さんから、運動イメージに関するご質問をいただいたのですが、丁度よく先生の著作で、運動イメージを介した、知覚と運動の「連結」方法に関して触れている箇所を見つけました。チャンスがあれば、講座か講習会で紹介できたらと思います。催眠における誘導技法の構造が、多くの心理療法・身体心理療法技法の基礎になったと言われていますが、催眠は本当に宝の山です。そう言えば、成瀬悟策先生は、催眠の臨床経験から「動作法」を考案されたのでした。

  Mar 9, 2007

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• 治療を施す？　学習を促す？　／ソマティクスに関わって

  プラクティショナーはクライアントに対し、「治療を施す」のか、あるいは「学習を促す」のか？　それらのどちらであるかにより（これは、優劣に関わる話題ではありません）、プラクティショナーの、クライアントとの関係性も、そしてその関係性の中での、クライアント自身の在り方も、全く異なってきます。前者は縦（上下）の関係であり、クライアントを客体化します（外科手術などは、こちらの部類です）。それに対し、後者は横の関係であり、クライアントは主体として、自ら学ばなければなりません。

  Feb 22, 2007

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• ボディワーク・セッション考／図の共有

  「図の共有」の中で、つまりは、クライアントとボディワーカーとが、互いの知覚と動作を重ね合わせる（注）ことで、変化は自ずと現れます。（注）ボディワーク・テクニックは、この「重ね合わせ」の意図による、クライアントとボディワーカーとの、互いの「即時的対応」から形成されます。ただし、ボディワーカーは、知覚・動作に関わる科学的根拠を背景に、セッションをリードします。

  Feb 13, 2007

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• 対応的／即興的なムーブメント・ワーク

  プラクティショナーとの相互作用により、クライアントが自ら動作を「創作」するという、対応的／即興的なムーブメント・ワークの開発を進めています。これには、探索的・社会的意味を、個々の動作に持たせることで、より広く認知面へ働きかける（注）意図があります。胸郭に関わるムーブメント・ワークは、半ば完成していますので、いずれ、講座・セミナーなどでお伝えいたします。（注）もちろん、体性感覚が基盤となります。

  Feb 8, 2007

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• ボディワーク・セッションについて／外部観察・内部観察・図の共有・・・

  ボディワーク（注１）・セッションでは、クライアントの身体とその動作を対象に（ワークを行ないながら）、プラクティショナーの「外部観察」とクライアントの「内部観察」（注２）とを、丁寧に重ね合わせていきます。ゲシュタルト心理学の用語で言うと、「図の共有」です。（注１）狭義の、つまり、「ソマティクス Somatics 」の意味で用いています。（注２）これがなければ、「ソマティクス」とは言えないでしょう。（＊）下の図は、『ボディワーク入門』（ p.159 ）から。

  Feb 7, 2007

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• ムーブメント・ワークの主眼

  ＊　上の図は、定型的なムーブメント「ヒールドラッグ」（ 『ボディワーク入門』 p.142 ）を表したものです。昨日の記事へ付け足しですが、ムーブメント・ワークは、動作自体の形成・修正より、知覚情報の生成を主眼とします。

  Feb 5, 2007

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• 動作・姿勢の再学習

  S I （注１）プラクティショナーが、動作・姿勢（厳密には、姿勢も動作です）の再学習を目標（「最終目標」ではなく）とする場合、ファシャワーク（ fascia work ： 筋膜など身体組織への施術）は、「主たる」手段とはなりえません。直接的には、インストラクションズ（ instructions ） により、あるいは、ムーブメント・ワーク（ロルフ・ムーブメントでも可能だと思います）を通して、心理表象を操作する方法が有効でしょう（注２）。（注１） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られています。（注２）それにより、動作学習の基盤となる認知過程へ介入するためです。

  Feb 4, 2007

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• 教育モデルと治療モデル

  教育（教育者／学習者）モデルと治療（治療者／患者）モデルとは、相容れません。プラクティショナーが後者を選択するとき（すなわち、ボディワーカー／クライアント関係に、治療モデルを適用するとき）、ボディワーク技法（注）の多くの部分が効力を失います。クライアントの能動性と（意識的）学習力にこそ、ボディワーク技法の力と存在意義があるからです。（注）ボディワーク技法は、主に、クライアントの「主体的参加」とボディワーカーの手技とで成り立ちます。＊　下の図は、M Saito が考案したボディワーク技法「サーチライト」（ 『ボディワーク入門』 p.178-179 ）を表わしたものです。

  Feb 3, 2007

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• 教育者／学習者モデル

  S I （注）は「教育技法」と言われます。プラクティショナーは「教育者」で、クライアントは「学習者」というわけです。この「教育（教育者／学習者）モデル」は、S I セッションに対する理解を助けています。しかし、このことを忘れているプラクティショナーも多いようです。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られています。

  Feb 2, 2007

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• 手技から曖昧さを排除する

  ボディワーカーが用いる手技は、その都度に特殊なものであるし、ある意図で始められた手技が、途中で変更されるかもしれません（なぜかと言えば、ボディワーク・セッションでは、ボディワーカーの手技と、クライアントによる「主体的参加（注）」とが合成され、かつ、前者より後者を重視するからです）。しかし、ボディワーカーが手技を用いるときには、常に、ある予測される結果へ向けて用いるのであって、その予測される結果が、実際的結果に対する１つの尺度となります。手技は曖昧に用いられてはなりません。（注）具体的には、ムーブメントや「心理表象留意」などによります。

  Feb 1, 2007

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• 「ロルフ」の読解

  先日、加賀野井秀一先生の「『身体論』の歴史を探る」という講座を受講してきました。今回は、「ソクラテス以前の哲学者」について解説してくださいました。身体観は、時代によって大きく変わります。S I （注）ワーカーとして、身体に関わる（加えて、身体「観」にも関わる）仕事をするかぎり、この変化を、あるいはその兆しを、感じ取りながら歩みたいと思っています。「アイダ・ロルフ」を読みながら、彼女の生きた時代は、「はるか」彼方（後方）にあると、強く感じます。「ロルフ（古典としての）」の「読解」を行なうべき時代が来ていると思います。（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られています。

  Jan 30, 2007

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• 手技の時代を越えて

  やがて、ボディワークが手技に頼る時代は終わりを告げるでしょう。

  Jan 25, 2007

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• ムーブメント・ワークについての覚書

  ムーブメント・ワークで用いられる全ての動作で、（１）その軌道上で、停止（どの地点でも／空間内での安定を保ちながら（注））・順行・逆行が常に自在であること、（２）そのワークの意図・条件に合わせて、最小限の力が用いられること（正確には、それが追求されること）、が前提です。（注）たとえば、停止した途端に、ドスンと落ちたり、倒れたりするのは、問題外です。＊　書きながら、マーク・カフェル博士（シン・インテグレーションの創始者）がリードした「ストップ／ゴー」を思い出していました。それは、グルジェフがよく用いた方法でもあるそうです。「ストップ！」の号令がかかると、「ゴー！」の声を聞くまでは、どんな動作の途中であっても、停止（静止）していなければなりません。＊　突然、「リバース！」の声がかかるのも面白そうです。

  Jan 23, 2007

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• S I セッションがテレビで観られる！

  皆さんは、S I （注）のセッションを見たことがありますか？　多分、受けたことがある方より、見たことがある方のほうが、少ないでしょう。さて、今日から２月の初めまで、シン・インテグレーション・プラクティショナーであり、バイオ・シンセシスのセラピストでもある横山泰久さんの S I 個人セッションが、テレビ放映されます。興味があり、観られる環境にある方（青梅・福生・羽村エリアの方）は、ぜひご覧ください。今日は、ティーヌン横浜 CIAL 店で、トムヤムラーメン（太麺）を食べました。酸味と辛味がほどよく利いて、ばう犬の舌は、とても心地よく刺激されました（やや辛飛び）。美味しかった。大満足！（注） Structural Integration 「構造的身体統合法」の略称。アイダ・ロルフが創始したボディワーク・メソッドの総称。日本では、ロルフィング、シン・インテグレーション、ヘラーワーク、GSI が知られています。

  Jan 20, 2007

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• 移動についての考察

  ◆ まず、私が移動を開始する時点で、移動のための空間が確保されている必要があります。私の移動（それは、支持基底面での力の交換という形で開始されますが）に伴って、諸物が配置を変えていき、そうした変化が、次には、私の移動に影響を与え返し、それを方向づけていきます。◆ 私の移動は、視覚的世界の安定（ただし、この場合の安定は、静止状態を意味しません）がなければ、困難なものとなります。◆ 諸物は、１つの空間に同時的に存在し、かつ互いに独立しています。そして、個々に変化・移動があったとしても、それらを包摂する空間自体は、存続します。

  Jan 18, 2007

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• 身体を持って

  ある対象を知覚するためには、その対象が存在する世界に、自らも「身体を持って」存在しなければなりません。

  Jan 9, 2007

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• ボディワーク技法考／感覚操作のこと

  ボディワーカーはクライアントに、ある身体部位への感覚留意を促し、その安定を待って、最終的にそれを注意深く操作します。たとえば、instructions により、（クライアントの）多様で曖昧な感覚群の中から、１つの顕著な感覚を取り出し（他感覚との差異を強調することで）、また、再びそれらの中へ引き戻し、ある場合には、正反対とも言えるような（あるいは、もとの感覚とはかけ離れた）感覚を喚起させます。そうした操作により、クライアントの、（感覚留意の対象となった）身体部位への関わり（方）、ひいては、身体図式における変化を意図します。

  Jan 6, 2007

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• 世界へ投げ出された身体

  私たちの身体は、世界へ投げ出され、自身では（直接には）見られないその全体像を、他者の眼差しを借りて完成させようと、虚しくもがき続けます。

  Dec 21, 2006

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• 身体の変化は、世界の変化

  私たちの経験する知覚世界の全てが、身体を媒体として成立しています。ですから、身体が変化すれば、世界の在り方も変化します。

  Dec 19, 2006

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• ゲシュタルト心理学的考察

  ◆知覚野の中で前景を占めるものを 「図 figure 」 と言い、それに対する背景を 「地 ground 」 と言います。私たちの周囲に広がる知覚世界は、必ずこれら 「図」 と 「地」 に分節されます。◆ボディワーカーから、「図」 として発せられた 「メッセージ」（手技による圧や instructions など） が、クライアントによって、同じく 「図」 として受け取られ、その結果、両者間に 「図の共有」 が起こります。◆ボディワーカーが伝える刺激は、クライアントを取り巻く他の刺激を 「地」 へと沈め、同時に、クライアントの知覚野の中で 「図」 として立ち上がります。

  Dec 14, 2006

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• 「心」とは・・・

  ・・・「心」と名づけられると、あたかもそういう、物理的な「実体」が存在するように思ってしまいます。しかし、「心」とは、「実体」ではなく「働き」のことです。

  Nov 26, 2006

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