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February 14, 2012
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行ってきました!
及川浩治さんは宮城出身のピアニストです。
1967年生まれで4歳からピアノを始め、国立音大を経てブルガリア国立ソフィア音楽院に留学。
数々のコンクールで1位受賞。
1990年のショパンコンクールでは最優秀演奏賞受賞と輝かしい成績をおさめています。

今回のリサイタルはオール・リスト・プログラムでした。

曲目は
・婚礼 ~巡礼の年 第2年「イタリア」より
・ラ・カンパネラ
・3つの「ペトラルカのソネット」 ~巡礼の年 第2年「イタリア」より
  47番、104番、123番
・愛の夢 第3番
・献呈(シューマン/リスト編曲)
・メフィストワルツ第1番

休憩を挟んで
・イゾルデの愛の死 ~「トリスタンとイゾルデ」より(ワーグナー/リスト編曲)
・ピアノ・ソナタ ロ短調

曲の合間に、自らリストのことや曲のことを解説しながら弾いてました。

リストは幼い頃からピアニストとして活躍し、作曲も始めるのですが、
20歳を過ぎた頃、ショパンとパガニーニに出会います。
これは衝撃の出会いでした。
そこからリストの音楽は変わっていきます。
ラ・カンパネラはパガニーニのヴァイオリン協奏曲「鐘のロンド」を編曲したもので超絶技巧の華麗で美しい曲です。

いろんなピアニストが弾いていますが、彼のラ・カンパネラはダイナミックで音楽的でとてもカッコいい演奏でした。

どの曲もリストの超絶技巧を余すところ無く発揮し、ダイナミックに演奏したかと思うと、繊細なメロディでうっとりと聴かせる、大変素晴らしい演奏でした。

メフィストワルツは楽しみにしていた1曲で、もう息を呑む演奏を展開。
最後の1音を弾き終えたと同時に立ち上がり、歓声も拍手ももの凄かったです。

感激の演奏を、隣で半分居眠りしながら聴いていた娘(-_-;)
時々突っついて起こしていたのですが、その度に
「起きてる!うるさい!」
と言いながらも、立てに首をこっくりこっくり・・・
お昼寝させるためにチケット買ったんじゃないんですけどっ!

と思いながら、後半、私もこっくりこっくりしてしまいました(^^;)
とっても心地良かったんですもの~(苦しい言い訳)

最後のピアノ・ソナタは約30分の長大な作品で、ソナタはたいてい第3楽章まで楽章毎にお休みが入ることが多いのですが、この曲は休み無しでずっと行くので、終わりがどこ?って感じだったのですが、聴衆の拍手もどこですればいいの?って感じでパラパラと拍手が始まり、本人が立ち上がったところで大拍手でした。

そして、拍手からアンコールへとかわります。

DSC_0336.JPG

アンコールは3曲。
とても珍しいです。たいてい1曲か2曲で終わりのピアニストが多いので、3曲も弾いてくれてラッキー(^^)って感じです。

ショパンの雨だれはとても感動でした。本当に雨粒が見えるような、素敵な演奏でした。

演奏会終了後はサイン会です。
会場でCD購入してサイン会に並ぶのはいつものこと。
外国人だと英語で話しかけてもあっさりとした返事で終わるのですが、彼はとても気さくな方で、ゆっくりとサインをしながら一人一人と握手をかわしてお話してくれました。

一言「お疲れさまでした」と言ってから、
「娘が今度コンクールに出るので、パワーを下さい」
と言ってみたら、ハンドパワーと言わんばかりのジェスチャーをしてくださり、
「なんの曲を弾くの?」
と聞かれたので、
「ウェーバーの無窮動です」
と答えたら、娘に、
「あれは速くて大変だよね~。ウェーバーは難しいでしょう」
と声をかけて下さいました。そしてしっかりと握手。
とっても優しい方でした(^^)

DSC_0340.JPG


彼のコンサートは今回で2回目。
前回はなんと弾き始めようとした瞬間、最前列のおばちゃんのケータイの着メロがジャンジャン鳴り出して、なんで電源切って無いの?という客席からの冷たい視線が集中。しかし、彼はそんなことも気にせず、「どうぞ」とジェスチャーで対応。ますます焦ってケータイの操作が出来ないおばちゃん。ついにおばちゃんの友達まで出て来て、ケータイを切った模様。
すると間髪入れずにすぐ演奏を始めました。
その集中力のスゴいこと!
おばちゃんはひんしゅくでしたが、そんな彼の演奏を聴いてとってもファンになってしまったのでした。

来年の公演ももう決まったようです。

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土曜日なので、行けるかどうか分からないけど、出来たら行きたいな~♪

さて、今年はクラシックコンサート何公演行けるかな?(^^)






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Last updated  February 14, 2012 11:34:30 PM
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