源流を訪れる バイク&ハイク
涼しいと言うよりも肌寒い早朝、まだ暗いうちに自転車にまたがり西へ奥多摩湖を通過しヒルクライムの始まり時間が早いせいか自転車の姿はほとんど見かけない先が長いのでマイペースで行く(本当はほぼ限界なのだが…)ピーク手前でかろうじて舗装の林道へと折れる澄んだ水の流れと緑に囲まれた素晴らしい道登りの辛さを忘れさせて…くれないどんなに気持ちの良い道でもキツイものはキツイやっとの事で標高1,400m程のピーク、ずいぶん高い所まで来たものだ登山口に自転車を停め、一度自転車装備を解き山装備ここから山小屋まで4km弱のハイクの始まり沢沿いの小径さすがに水源の山、沢の水は冷たくどこまでも透き通っているおっ!、コシアブラの大木、何故か腹が減ってくる自転車で使う筋肉と登山で使う筋肉は微妙に違いいつもと違う所が張ってくる歩き出して1時間半ほど、最後の急登の先に山小屋が見えてきたいつもは静かな山小屋から声が漏れ聞こえてくる今日は年に一度の源流祭りの日ここで落ちた一滴の水がやがて大きな流れとなり海に注ぐ138kmにもおよぶ水の旅の始点にある水の神さまの祭りだ大鍋で炊いた豚汁と山菜の女王コシアブラの天ぷらはまさに絶品これを目当てにお祭りに参加する人も少なくないだろう良い匂いに誘われ様子を見に来た珍客も…楽しい時間はあっという間お開きを前に祭り会場を後にし山道を下る登山口で再び自転車装備を整えサドルに跨る祭りの余韻に浸りつつ街へと続く下り道にハンドルを向けた