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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2019年04月15日
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カテゴリ:千の朝

 そのように不安なときに、
 頼りになるべき中国(ちゅうごく:(清:しん))が
 自国の領土保全もままならない
 官僚的老廃国(かんりょうてきろうはいこく)で、
 朝鮮はその属国にすぎなかった。

 これが第二のポイントである。

 朝鮮半島は北からの脅威(きょうい)の
 いわば吹(ふ)き抜(ぬ)けの通路であった。

 明治日本は自衛(じえい)のためにも
 朝鮮の清からの独立と近代化を願い、
 事実そのために手を貸したが、
 朝鮮半島の人々はいつまでたっても目が覚めない。

 自国さえ維持(いじ)できない清に、
 朝鮮半島を牛耳(ぎゆうじ)ったままにさせ、
 放置(ほうち)しておけば、半島はロシアのものになるか、
 欧米諸国(おうべいしょこく)の
 草刈(くさか)り場になるだけであったろう。

 つぎに起こるのは日本の独立喪失(どくりつそうしつ)と
 分割統治(ぶんかつとうち)である。

 日本は黙(だま)って座視(ざし)すべきだったろうか。

 近代日本の選んだ道以外のどんな可能性が他(ほか)にあったであろう。

 江戸時代を通じ武家社会であった当時の日本人は、
 中韓両国人(ちゆうかんりょうこくじん)に比べ、
 危機意識に格段の差があった。

 今日日本のあるのはそのおかげである。

「国民の歴史」 西尾 幹二 産経新聞社





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最終更新日  2019年04月15日 05時10分07秒
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