カテゴリ:認識の歩み
生産力の高まりとともに余剰生産物が生じ、 その配分が不均等化し、 社会階層の分化が進行していくとともに、 職業も分化してきました。 そして、 大規模化・複雑化していく社会の 秩序を維持していくための指導者が生じてきました。 このような指導者としては、 当初は知の担い手、 神官があたる場合が多かったようです。 ここで、原初におけるヒトの知の体系は、 まずは「宗教」と名づけられるものとして現れました。 しかし、 神官といってもその内容は様々な要素の混合物で、 今日的にみれば、 宗教者であるとともに 科学者としての側面も有していました。 その後、ヒトの長い歴史のなかで、 経験的に実証可能な知識は次第に宗教から分離し、 まったく独立した「科学」の体系となっていきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月23日 05時10分05秒
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