カテゴリ:認識の歩み
狩猟採取民族は生活のために 武器の使い方を身につけてはいますが、 その武器で人を襲うことはありません。 その牙はあくまでも 採取対象の動物に向けられるもので、 人肉を栄養源にすることはありません。 しかし、農耕民族は異なります。 干ばつや冷害によって食料が得られない時には、 隣人の作物を奪うために平気で人を殺しました。 戦争という概念は、 農耕と同時に誕生したと考えられています。 農耕民族は穏やかで 狩猟民族は激しい攻撃性がある と考える人がいますが、 実は農耕民族のほうが 凶暴な性質を持っていると考えるのが 正解であるように思います。 小室直樹も戦争は高度な文明の所産である といっています。 そして文明は農耕社会の発展による 認識の集権化と規範化によりもたらされるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月03日 05時10分05秒
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