カテゴリ:認識の歩み
ペルシャは前479年の第4回遠征では、 陸上と海上で敗れ、ギリシャから撤退し、 イオニア地方の独立は認められました。 その後もペルシャは再征の機会をねらい、 ポリスの対立をあおるなど ギリシャに干渉を続けましたが、 前449年、アテネのペリクレスの時に カリアスの和約を結んで終結しました。 後にマケドニアのフィリッポス2世は ペルシャへの報復をかかげてギリシャを統一、 その子アレクサンドロスが東征を行い、 前330年、アケメネス朝ペルシャは滅亡します。 ペルシャ戦争の経緯を記述し、 ギリシャの偉大な勝利の記憶を 後に残すために著されたのが ヘロドトスの著した『歴史』です。 ペルシャ戦争は 一般的にオリエント的専制に対する ポリス民主政社会の勝利とされています。 この勝利によってアテネを中心とする ギリシャのポリス民主政が完成されます。 専制政治に対する民主政治の勝利、 という意義付けは 近代および現代の価値観と合致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月05日 05時10分04秒
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