カテゴリ:認識の歩み
善悪の神が戦う混乱の時代が終わる 1万2000年後の未来、 世界の終末にアララ・マズダーが行う 最後の審判によって、 生者も死者も含めて全人類の善悪が 審判・選別され、悪人は地獄に落ち、 すべて滅び去ります。 そして善人は世界最古の宗教ゾロアスター教が その後の宗教に残したこと 永遠の生命を授けられ、 天国(楽園)に生きる日がくるのだと、 ザラスシュトラは説いたのです。 だからこそ、 現世では三徳(善思、善語、善行)を 積む必要があるのです。 このようにザラスシュトラは 時間を直線的に把(とら)える (天地創造から最後の審判まで)、 劇的な善悪二元論を展開しました。 ザラスシュトラは古代社会には珍しく 具象的な思考能力を有した人物であったらしく、 ゾロアスター教の教義はまことに論理的で、 しかも明快でした。 宗教の世界における善悪二元論は、 この世を説明するときに、 強い説得力を有します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月24日 05時10分04秒
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