カテゴリ:認識の歩み
支那の錬金術について 最初に触れたものとして知られているのは、 『前漢書』です。 泰の始皇帝は、 自分が長生きする見込みについて、 道家の呪術師たちに相談したのです。 紀元前三三年に一錬金術師が漢の武帝を訪れ、 辰砂から黄金をつくる方法を お目にかけようと申しでました。 こういう黄金づくりの容器で液体を飲めは、 飲む人が不死になるからです。 支那の錬金術は、 最初から黄金の製造に関係はしていましたが、 卑金属を黄金に変成することよりも、 はるかに(不死薬)の探究のほうに 深くかかわりあっていました。 黄金が重視されたのは、 それが黄色の太陽の金属であり、 活気をつける陽の原理で 満たされているからです。 しかし、辰砂はさらに上位に立っていました。 それは、赤色をしているためと、 熱すると生きている金属の水銀ができるからでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月01日 05時00分08秒
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