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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2023年05月18日
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カテゴリ:認識の歩み


西欧では、
十一世紀後半から十二世紀初めにかけて、
「グレゴリー改革」とよばれる
キリスト教の刷新がおこなわれました。

長年、世俗の権力
(ローマ市の貴族やローマ周辺の有力者)が
ローマ法王を決定する習慣があり、
これが堕落の源となっていました。

ローマ法王庁が
世俗の力によって支配されているので、
各地の教会も、
世俗の権力に左右されることになります。

この欠陥をなおそうと、
キリスト教徒のおこなった改革が、
グレゴリー改革です。

堀米庸三は『西欧精神の探求』で、改革について、
次のように述べています。

「この改革は、
ローマ教会を中心とした教会の改革ではありますが、
この時代の社会のしくみからして、
教会の改革は必然的に、俗世間とその支配者たちにも、
影響をおよばすことになります。
純然たる宗教的・精神的なものをこえて、
政治的なもの、社会的なものなど、
ありとあらゆる影響がこの改革からでてくるのです」。

当時の西欧で教会は絶大な権力をもち、
社会生活もすべてキリスト教を中心にうごいていました。

そのため、教会の腐敗は、
たちまち社会の堕落につながります。

そこでグレゴリー改革派の人びとは、
この不正をなおそうと立ちあがり、
ついに勝利を勝ちとったのです。





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最終更新日  2023年05月18日 05時10分06秒
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