カテゴリ:認識の歩み
グレゴリウスの多忙の日常に 片時も彼の頭を去らなかったのは、 あの美しい顔をもつアングル人のことです。 彼はなんとかして ブリタニア島に手がかりを得たい と考えていたがたまたま ジュート人のケント国王エセルバートの妃 ベルタがフランク王カリベールの王女で、 ローマ教会の信奉者であることを知って大いに喜んだ。 フランク王国は「ローマ教会の長女」であり、 また未知の遠い国への冒険を恐れぬ宣教師は ベネディクト会にいくらでもいる。 さっそく修道司祭アウグスティヌスをかしらに 四〇人の布教団が教皇の祝福をうけて 勇躍ブリタニアに渡りました。 彼らが五九六年、 島の東南部低地地方に上陸した時のブリタニアは 西欧大陸側にまさる混沌とした世界でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月04日 09時27分30秒
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