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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2023年10月11日
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カテゴリ:認識の歩み


領土が縮小し、国民は窮乏し、
見るかげもなくなった東ローマ帝国を、
人は哀れんで「ビザンツ」帝国とよび、
旭日(きょくじつ)の勢いをもって発展してきたのは
イスラーム教徒のサラセン帝国です。

不毛のアラビア半島の砂漠で
イスラームは今や彼らは偉大な宗教と
すさまじい征服力とをもって
全世界を手中に収めようとしています。

西暦六一〇年、二五歳のベドウィン人青年
マホメットがアラー神の最初の天啓をうけて、
唯一神信仰の布教にのり出した時、
彼の属する中部アラビア(ヘジャース)の社会は
砂漠とオアシス集落とを巡回する遊牧・隊商生活のほか、
国家組織さえもたぬ部族対立の状態にありました。

原始的な自然宗教が行なわれ、
生活必需品は他部族からの掠奪と
祭礼時の交易によって手に入れるという風に、
偶像とラクダと棗榔子(なつめやし)のみの文化でした。

しかしソロモン王時代のイスラエルと
南アラビアのイェーメン地方との接触をはじめ、
ローマ帝国による北部の属同化(一世紀)もあって、
ユダヤ教やキリスト教の影響があり、
決して孤立した地域ではありませんが、
このころはまだ後の高度のイスラーム文化の
片鱗(へんりん)すらうかがわれませんでした。





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最終更新日  2023年10月11日 05時00分07秒
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