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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2023年12月14日
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カテゴリ:認識の歩み


新しい仏教の特徴は、
古代以来の多神教的な世界から、
それぞれがただ一つの道を選ぶという
選択にありました。

この道さえ歩めば、必ず救われるという
一神教的な道を説いたのです。

修行の仕方も、念仏や坐禅、題目など、
一つを選べばよいというものでした。

法然(ほうねん)、親鸞(しんらん)、一遍(いっペん)は
無数の仏の中から阿弥陀仏(あみだぶつ)
ただ一仏を選び、念仏という道を選びました。

栄西(えいさい)と道元は禅を、
日蓮は題目を選びました。

しかも、念仏の道は、
難行苦行(なんぎょうくぎょう)ではなく、
易行(いぎょう)でもありました。

念仏すれば、救われるという
革新的な仏教が打ち建ててられたのです。

それまで仏教は、
特別な修行を積んだ僧侶によってのみ
ご利益(りやく)がもたらされるものであり、
その対象も主に皇族・貴族でしたが、
一般の人々に仏教が開放されたことに他なりません。

しかも従来の仏教は、寺という介在が必要でした。

それが、寺を介在とすることなく
一人ひとりが直接仏法と結びつくことができ、
一人ひとりの信仰によって救いが与えられる
というのです。

いかに衝撃的なことだったでしょう。

仏教伝来以来七百年余り経てようやく、
民衆のもとに仏教が下りてきたのです。

その先陣を切ったのが法然です。





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最終更新日  2023年12月18日 17時53分06秒
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