カテゴリ:認識の歩み
トレドには多数のイスラームの学術図書が 保存されたイスラームの大図書館があり、 そこには、古代ギリシャの学術研究を アラビア語に訳した書籍 もたくさんおかれていました。 そして、トレド図書館をみつけた 西欧のキリスト教学者 (当時の学者はみな聖職者からでていました)は、 さっそくぼう大な学術図書のほん訳にとりかかりました。 そのため、一二世紀からイスラームの学術が どっと西欧になだれこみ、 西欧の学術文化はいちじるしく発展をはじめたのです。 もちろんそれは当時の西欧の聖職者の真理への思慕と、 学問への情熱とにふかく関連しています。 宗教はもともと真理を追求することにはじまり、 つねに学問の発達とふかくかかわっています。 キリスト教もその例外ではなく、 西洋の人びとは、宗教によって点火された情熱から、 熱心に新しい学問をとりいれようとしたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月12日 05時00分09秒
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