「斉藤です。昨日はお疲れさまでした」

うっかり開いてしまったメールの件名です。

つい先日、斉藤さんと会ったばかりでした。
「まさか」と、半信半疑でメールを開いてみましたら、
出会い系の迷惑メールで、がっかりしました。

「わかりますか？山本です。」
という迷惑メールに反応して、開いたこともありました。


以前の迷惑メールは、
英語の件名（今でも多いですが．．）や、
日本語でも、件名を見た瞬間、
スパム（迷惑メール）であることが
一目でわかるものが多かったのですが、
最近は迷惑メールも進化を遂げて、
中には、見ただけでは迷惑メールとわからない
巧妙な題名をつけているものもあります。

私は、最近上場を果たした有名な会員制のシステムにも
ブログを書いています。

加入者の承諾がないと絶対に入れないシステムに
なっているのですが、そのシステムを逆手にとり、
私のブログへの簡単な感想と共に、
フレンド申請の迷惑メールが来て驚きました。

ここまで巧妙に相手の立場で発想し、
行動した迷惑メールは凄い！

「もしもついうっかり乗せられて、
フレンドの承諾をしてしまったら．．」と思うと、
ゾッとします。

このように、
相手の心理状況をこまめに把握して行動できる人は、
いったいどんな人なのだろうと思いました。
また、それと共に、
もっと世の中のためになる正しい方向性や目標を持ち、
起業創業をすれば、きっと素晴らしい成功を
おさめることができるのに、と、
たいへん残念に思いました。


それにしても、「読ませる件名」という意味では、
読む相手の立場から考え抜かれた
出会い系のこうした迷惑メールの涙ぐましい努力は
興味深いものがあります。

ただ、このような迷惑メールも、
ほとんどが一瞬にして迷惑メールと判断できますから、
まだまだ修行が足りません！？

「有難う御座います」、「ご苦労様」など、
機械的で、不必要な漢字変換したまま使っている粗雑さが
「スパム」と一瞬にして判断できてしまうのです。


ところで、私の発行している２つのメールマガジンは、
「件名」に、
「【手続★ふくしま】起業創業心得指南 第〇〇〇号」
「◆くすのき通信◆ コトバのプレゼント　No．〇〇」
と記載して、送信させて頂いています。

シリーズで積み重なって行っても、目立って見やすいように、
【手続★ふくしま】　　とか、　◆くすのき通信◆　のように、
少し目立つように工夫しているつもりですが、
起業創業の志を抱いてお読み頂いている皆さんの目には、
どのように映っているのでしょうか？

皆さんがメールをお送りになる時にも、
相手の方のことを一生懸命に思い、
相手の方にとって、的確で管理しやすく、
そのうえ自分の人柄も伝わるような、
メールの件名にするにはどうしたら良いか？
もう一度お考えになられてはいかがでしょうか。

無機質と思われている電子メールでも、
その人の人柄は、きっと滲み出るものだと私は思います。