|
カテゴリ:起業のお話
私たちの想像をはるかに越えるスピードでIT社会は発展し、
インターネットを中心にした情報のシャワーは、 増殖し溢れ出るように私たちに襲いかかって来ています。 「情報は総てデジタルデータに置き換えられて行くだろうから、 紙情報は急速に減少して行くことになるだろう」 というIT専門家を中心とする予想は見事にハズレて、 少しでも油断していると、身のまわりは、 情報をプリントアウトしたコピー書類で 埋め尽くされています。 今現在、私の目の前の机を眺めてみても、 依頼された事件の膨大な調査資料のコピーの山があり、 見ただけで気が滅入ってしまいそうです。 そのうえ、所属する会(行政書士会、調査士会)からの連絡事項、 各種調査報告を纏めた書類や請求書・領収書綴、事件簿等々が、 時を経るに従って、所狭しと次から次へと積み重なり、 滞留堆積してしまいます。 しなければならないことや多くのコピー資料は、 時々刻々、どんどん増殖を繰り返し、 夢の中にまで追いかけて出て来そうな気がします。 ところで、「仕事の処理」に関するビジネス書等を繙いてみると、 「重要度に応じて順位を決め、主体性を持って取り組みましょう」等々、 先ず整理分類や着手する順番の決定が必要、というようなことが、 理路整然と書かれています。 けれども、処理仕切れないほどの情報資料を抱えて 鬱な状況にある人々にとって、 本当に必要なのは、仕事の順位付けではなく、 今、目の前にある仕事やコピー資料の山を一刻も早く、 合理的に処理し、無くしてしまうことではないでしょうか。 「エッ、未だやっていなかったの?」と言われそうですが、 最近、ようやく、私の事務所でも、 コピー用紙は裏表2回利用するようにしました。 このことによって、 コピーの山が一掃されたのには、私自身満足しています。 私の場合、 「初めてメモや書類に触れたときが、処理を始める好機!」 ということを徹底することにしていますから、 先ずは、一番身近な机の上や引き出しの中を、 手当たり次第、片っ端からコピー済みの書類を見つけ出すのです。 「もし、必要なコピーを処分してしまったら..」とか、 「仕事の順序をつけて、重要なものから取りかからなければ、 結局二度手間になったり、遠回りすることになるのでは...?」 等々、不安が渦巻きましたが..。 でも、そんなの関係ねぇ!(笑) 案じるより産むが易し、です。 とにかくひたすらコピー用紙を整理します。 いらないと判断したコピー類は即廃棄。 裏が未使用で白いコピー用紙は、 A3の用紙ならA4にカットして、 コピー用紙として総て再利用します。 コピー用紙を整理することによって、 目の前は見違えるほどスッキリ片付いて行きます。 それに連れて、 気持ちも少しずつ明るく軽くなって来た気がします。 何よりの効用は、 私自身、片付けることが楽しくなって来て、 積極的に片付けるように意識が変化したことです。 時には、必要だったコピーもを処分してしまったこともありましたが、 迷う程度のものは、失敗して廃棄したり、 裏面にコピーしてしまったとしても、何とかなるものです。 特に、コピー用紙を二度利用出来るようになったことの効用は、 たいへん大きいものでした。 それから、書類を読むのは、 たった一度だけに徹するよう心がけています。 出来る限り「先延ばし」することなく、 とにかく「たった一度」、 一期一会の気持ちを持って、臨むのです。 そうすれば、問題があったとしても、 比較的小さいうちに迅速・簡潔に解決できるでしょう。 これは、人間の健康面でも同じことが言えるのですが、 病気が広く深く重篤な状況になれば、 それに連れて飛躍的に時間と費用を費やさなければならなくなります。 早期発見!、早期治療! これが大原則なのです。 「コピー用紙を徹底整理する」という一点に絞り込んで心がければ、 怠惰な私にも「すぐにやる習慣」の意識は、 比較的簡単に、かつ自然に身に付いたような気がします。 私の場合、その意識付けのきっかけとなったのは、 我が家に自動食器洗い機を導入したことに始まります。 (その模様は、下記、 「食器洗い乾燥機は家族を幸せにする」をご覧下さい。) 理屈や理論はいりません。 特に理屈は成功してから後付けされたものが殆どです。 とにかく、良いと思ったことがあったら、 理屈抜きで、今すぐはじめましょう。 今すぐ行動しましょう! きっとあなた自身の意識も良い方向に変わると思いますよ。 <ご参考> 食器洗い乾燥機は家族を幸せにする?! -整理の手際- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h18/syokki.htm 押印交渉の現場から -伸びている企業はすっきり整理されている- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h17/nobiteru.htm 現状維持の選択を断ち切れる -仕舞い込んでしまえば、捨てたも同じ- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h17/genjou.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月13日 07時21分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[起業のお話] カテゴリの最新記事
|
|