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カテゴリ:生き方
平成12年をピークとして、
日本の人口は確実に減少に転じています。 出生する人、死亡する人は、 公開された統計から確実にカウント捕捉出来ますから、 今から20年後、一体どんな人口構成になるかは、 かなり正確に予測することが可能です。 今から先、20年の間に、 あなたの住む街の人口構成が一体どうなって行くのかは、 かなりシビアに把握出来るということです。 例えば、私の住む四国・愛媛県新居浜市の人口は、 現在の12万5千人から、9万5千人にまで、 急速に減少することが予想出来ます。 厚労省の人口増加率将来推計によると、 愛媛県の人口は、2030年には約125万人まで減少します。 現在、四国・愛媛県の総人口は約148万人ですから、 この20年の間に、約23万人の人がこの地域から居なくなるのです。 この23万人という数は、 実に東予地区(愛媛県東部地域)の全体の人口が 全く居なくなるという膨大な人数で、 特に働く人が極端に不足する事態は深刻です。 そのうえ、6割以上の人口は、 愛媛県の県庁所在地である松山市及びその周辺地域に 偏在して住むことになるでしょうから、 このまま放っておくと、 極めてアンバランスな人口分布に なってしまうことでしょう。 20年後、四国・愛媛県新居浜市に住む人が、 今の12万5千人から、9万5千人に落ち着いてしまえば、 その環境に対して、 生活スタイルは順応して行くことになるでしょうから、 人々はそれなりに問題なくやって行けるようになるでしょうが、 人口が激減し続ける今からの20年の間の変化の過程において、 あまりの急激な縮小傾向の中、 市民がパニックに陥ることがあるかも知れません。 うまく9万5千人に落ち着けるためには、 厳格な人口予測(低位推計)に基づき、 早め早めに予防線を張り、 都市計画をシビアに見直し続ける必要があります。 急速な人口減少に対応して、 相当、質素に倹約して行かなければ、 経済的にショートして、破綻を招くことになるでしょう。 経済面だけでは、健全な生活は出来ません。 人間が生きて行くためには、 心と体のバランスは重要ですから、 地域住民同士の触れ合いを重視し、 心豊かな生活を守るための、 創意工夫が必須となります。 街は創意工夫次第でいくらでも良くなるものです。 必ずしもお金をかけなくても、 住人たちが連携協力し合って、 各人の敷地に一本ずつ木を植えるだけでも、 地域住民のコミュニケーションの向上と共に、 数年で見事な緑の街に生まれ変わるものです。 東京の高級住宅街である田園調布などは、 その典型的な成功事例です。 表面上、お金をつぎ込むだけでは、 経済的にも、マインド面でも、 行き詰まってしまう時代を確実に迎えることになるでしょうが、 人口減少時代でも、 心豊かに生き残るキーポイントは、 各人が、質素で地味に倹約し、 心の連帯感を持てるよう、協力し合うことです。 そんな模索の中に、 ビジネスチャンスはきっと存在しています。 <ご参考> 平成21年4月15日(水)のモーニングセミナーは、 下記アドレスに掲載しています。↓↓↓ (34)明るい豊かな社会のために http://nitte.heteml.jp/rinripdf/pdf/h21-4-15.pdf A3 PDFファイルです。 参考にして下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月19日 09時25分32秒
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