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カテゴリ:生き方
昔、インドにマガダ国という王国があり、
その国のアジャセ王がお釈迦さまを招待することになり、 帰られるときにその道を万灯で照らしてお見送りしようと考えました。 そのことを知った城下に住むある老婆も、 灯を供養したいと望みました。 しかし、この老婆は、 物乞いをしながら日々の生活をしている貧しさで、 お金はありません。 それでも、その日、物乞いで稼いだお金全部を投じて、 僅かに一灯を得ました。 それを、アジャセ王のきらびやかな万灯の片隅に そっと献じたのです。 翌朝、アジャセ王が献じた万灯は総て消えましたが、 老婆の一灯だけは消えずに、明々と灯っていたのです。 お釈迦さまの弟子で最も神通力があるといわれている目連(もくれん)が この最後の一灯を消そうとするのですが、 なかなか消せません。 お釈迦さまは言いました。 「目連よ、そなたの神通力によってもこの灯を消すことは出来ない。 何故なら、この一灯こそ真の布施の灯なのだから」。 王様にとって、万灯を灯すことなどわけないことですが、 老女の一灯は全財産を投じたものです。 質的な密度の面で、 この一灯は万灯を遙かに凌駕するものだったのです。 「私はどうしてもこれをしたい!」という密度が高い願いは、 いかなることも叶うのです。 あなたがどうしても叶えたい夢は何ですか? たった一つの命をただ一つのことにかけることです。 <ご参考> 問題意識を持ち続ける http://nitte.heteml.jp/rinripdf/pdf/h21-7-29.pdf A3 PDFファイルです。 参考にして下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月22日 17時42分15秒
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