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テーマ:旅のあれこれ(10262)
カテゴリ:異文化に触れる(・∀・)アジア編
数日前、久しぶりに盆サイゾー師匠から電話がきました。
「今度の週末に山野草の会員と他の会と合同でバス旅行の企画があるんやけど、紅さんも参加したらどうやろ?と思ってな。」 「バス旅行ですか?(これはまた唐突に・・・)行き先はどちらなんですか?」 「しがらき(←と聞こえたような気がする)に行ったあと、三重の方にある山野草の卸売りなんかをやってる大きなセンターに寄ったりしてな・・・買い物したりいろいろや。」 「それはまた渋いコースですねぇ・・・」 「さっき取りまとめ役から電話がきて「会長、もう36人参加者が集まりましたよ」って言っとったもんで、「あと(40人乗りのバスなので)4人やないか。声をかけたい人がおるさけ、ちょっと待っとって~」言うて、わしは紅さんとこに電話したわけや。」 「そこで私のことを思い出してくださって、どうもありがとうございます。」 「もし友達とかツレがおったら、一緒に参加してもええし。でももう残りが少ないから早いうちに返事してなッ。」 見ず知らずの爺様&婆様の集団に一人で切り込むのか・・・ 人見知りをするアタクシにとって、難易度高すぎじゃないかね? これは自分に架する苦行か何かか? そう言えばご近所の南天おじさんも参加するとか言ってたけど。←それは果たしてメリットなのか? しばらく「一緒に参加してくれるツレの有無」を思い起こしましたが、いくら記憶をたどっても地元に親しい友人などいるはずもなく、やはり一人参加は決定らしい。 1時間後くらいに 「あの~バス旅行のことなんですけど・・・」と電話をすると、(断りの電話だと思ったらしく)「あぁ・・・」と若干不機嫌そうに出た師匠。観念して、 「えぇと、一人参加でもかまわないですかね?」 「え?ええよ、ええよ~。一人で参加する人もたくさんおるさけ、かまわんよ」←急に嬉しそうな声 「はぁ、それはよかったです。」 「じゃあ、当日の朝7時半に市役所の駐車場に集合な。」←早っ! 朝早いというのがまた微妙に気が重いです(爆) 信楽って、たぬきの置物のところですよね(´-ω-`) さて、爺様達と行くバスツアーで前回の記憶が上書きされないうちに、黒部の続きを片付けようと思います。 旅館の雰囲気はとてもいいのですよ。パー子も女将さんもとても感じのいい人だし。 可愛らしい日本画(多分・・・いや、確実にレプリカ)も並べてあって。 しかし所々惜しい感が否めないというか・・・ 廊下が寒すぎるとか、浴場(温泉)の電球がところによって切れているとか、敷布団が薄いだとか。 シャワーの出が強烈すぎるとか。しかもボタンを押し続けないとシャワーが出ないとか←どうやってシャンプーをしろと? たまたまウチラが温泉(一番風呂)をいただいていると、後から次々とオバチャン達が入ってきて、アタクシが四苦八苦してシャンプーをしている両サイドで、一斉に歯を磨きだしたよ(゚◇゚;) 風呂場で歯を磨く習慣がないアタクシが驚いているそのそばで、今度は「カーッ、ぺっ。」とうがいをし、シャンプーだのリンスを探し出し、一斉に放水。消防隊か何かかっ? 勢い余って大量のお湯が湯船に降り注いでいるのに気付かないようで・・・ 一足先に湯船につかって、大量のシャワー水をかぶっていたシャチ子が業を煮やして「ちょっと!!」と注意したら、またも「アイムソーリー」と言われました。 どうやら再び韓国のオバチャン集団に遭遇してしまったようです。 その後、オバチャン達は湯船に入って、うつ伏せ状態で浮いていました。 まるで並んで「バタ足の練習」をしているように見えます。 顔をつけて、息継ぎの練習もしていました。 そう言えば、ヨーロッパに行ったとき「リンス」を買おうとしたのに「リンス」という単語が通じなかったけど、韓国には日本同様「リンス」というモノが存在すんのね。 夕食の用意をしてくれているパー子に 「こちらでも外国人のお客さんが増えているのですか?」と聞いてみると、 「ウチでも中国や韓国からのお客様が増えていますよ~。今日も何組かお見えになってますけど、今日のお客様は本当に静かな方たちで・・・」 「えっ!?中には大騒ぎする人もいるってことですか?」 「ま、まぁ・・・習慣の違いなんでしょうけど、廊下で大声で夜中じゅうお話されてたり・・・多いですねぇ。その点、今日のお客様はちゃんと静かになさってますよ。」 「いやぁ・・・お風呂場でアタシ達びっくりしたんですけどね。文化というか習慣の違いなんですかね?」 食後、「熱いコーヒーが飲みたいよね。」と、パー子にコーヒーがあるかどうか聞いたら、ラウンジかお風呂場の前の自販機にしかないらしい。 湯冷めしそうになりながらラウンジ方面に歩いていったら、真っ暗でした。営業してませんよ~。まだ夜の8時なのに。 ガックリしていると、女将さんが「寒いわね~」と言って通り過ぎました。←やっぱり笑顔&テンション高いんで憎めない。 どうしてもコーヒー飲みたいモードに入ってしまったアタクシ達は「背に腹は変えられぬ」ということで、自販機を確認しに行きました。 「ブラック無糖のホット」があれば、それで手を打とう・・・ しかし「砂糖ミルク入りの冷たいヤツ」しか置いておらず、しかも売り切れていました。 コーヒーという嗜好品に対する依存性をこれまで感じたことはありませんでしたが、いよいよ飲めないことが確定すると余計にむしゃくしゃしてきます。これが禁断症状というやつでしょうか。 こんなことならば、昨日のホテルでパックのコーヒー(カップの上に設置して落とすタイプの)を余分にもらってくるんだったよ。 「もしかしたら明日の朝食の後に出てくるかもしれない・・・」と良い方向に己を納得させて、おとなしく寝ることにしました。 翌朝、早くも6時半ごろ目が覚めたアタクシ達は 「韓国には“朝風呂”という習慣がないかもしれないよ。」 「今度こそ不愉快な思いをせずに風呂独り占めだね、うっひっひ。」 と、いそいそと風呂場に向かい、貸し切り状態で気持ちよく朝風呂をいただいた後、朝食を食べに行きました。 パー子はすでに朝食の準備をしてくれていました。仲居さんは一体いつ寝ているのでしょうか? 期待に反して、食後のコーヒーが出てくる気配はみじんも感じられないので、仕方なくお茶を2杯飲んだ後、部屋に戻ろうとしたら中庭に2匹の猫がいました。 猫好きのシャチ子は「あにゃたたち、ここに住んでいるのでしゅか~?」と猫おばさんに変身し、嬉しそうに猫と戯れています。 パー子によるとあと2匹の計4匹がこの旅館に住み着いているらしい。 チェックアウトの際、1ヶ月ほどまえに雷が落ちて電気系統がやられたためにカードが使えないだとか、そもそも宿泊金額の計算が間違っていただとか、ちょっとしたトラブルもありましたが、なんとか無事に済ませました。 帰るときはパー子が玄関先まで見送ってくれました。 せっかく旅館の雰囲気だとか、従業員はいいのだから、もう少し設備&サービスを頑張って欲しいと思いました。 温泉旅館に泊まった経験は、人生の中で数えるほどしかなかったのですが、今度そのような機会があったら、禁断症状に備えてモンカフェのようなコーヒーセットを持参するべきというのが今回の旅の教訓です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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