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テーマ:マンションの研究(504)
カテゴリ:マンション
昨日の続きです。別の総会での話です。 大規模修繕が議題でした。 修繕工事後に積立金をいくらにするかを議論していました。 大規模修繕委員会の人たちは実に細かい作業を続け、安全な金額を導き出しました。 そして、修繕費用の一部に使っている、駐車場の月極料金も1,000円ばかり値下げすることを提案してきました。 計算上は、もう少し下げることも可能ながら、後からあわてるよりも安全な金額にしようと考えている、という説明でした。 一部の人から、 「もっと正確な金額を求めて、しっかり値下げして欲しい」 という意見が出ました。 私は、いったいどういう神経でこういうことを言い出すのだろうか? と不思議でなりませんでした。 修繕委員の話を聞いていれば、その作業がどれだけ面倒であること今以上の正確な結果を出すことが困難であることはよく理解できました。 そして、他の出席者も次々と修繕委員に文句を言い始めました。 私は、耐え切れずに発言しました。 修繕委員会は、相当な時間を掛け、充分な検討をして結論を出しています。 これ以上を求めるのは、あまりに気の毒です。 それに、駐車場料金もわざわざ1,000円下げる提案をしています。 もし、騒がれたくなければ、話題に出さなければよかったはずです。それをあえて出してくれたのです。 私は本当に良心的だと思います。 自分は何もせず、一生懸命やって、結果を出した人に不満だけ言うのは、少々やりすぎではないでしょうか? 文句ばかり言っていた人たちは黙りました。 無事に議題は通りました。 お伝えしたいのは、理事会や修繕委員会などが一生懸命にやってくれて、予想以上の結果が出ているのに、多少の不満を大きく取り上げてしまうことはもったいない、ということです。 あの場面で、強く言う人間がいなければ大規模修繕の予定が狂ってしまいます。 そうなれば、今までの努力の半分くらいはムダになります。 修繕が遅れれば、直す場所も増えてしまうし、費用も余分にかかるからです。 原因は、広報と情報公開の不足です。 総会資料だけでは理解できない人がいるということです。 ここまでお読み頂ければ、お分かりの通り、この話の総会当時の私の考えは間違っていました。 さまざまな考えや性格を考慮しないと管理組合の運営は難しいのです。 今でも未熟ですが、当時を思い出すととても恥ずかしいです。 せめて貴重な経験として今後に役立てたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月11日 20時57分02秒
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