地球人スピリット・ジャーナル1.0

2009/03/31(火)13:19

人類と地球のアセンション

アガルタ(108)

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく 「人類と地球のアセンション」 だからこれからこう生きよう 船井幸雄 2006/1 徳間書店  このブログの「地球人スピリット」カテゴリー100番目の記事として、この本がでてくるのは、単に偶然だと思うけれど、偶然というものはこの世にないとしたら、それなりに何かの意味があるかも知れない。深読みしてもいいし、さらっと通り過ぎてもいい。重要なのか、重要じゃないのか、まさに、この本は私にとっては、そのような本だ。  この本、一度は出版直後に書店で立ち読みしている。そして、今回はリクエストして図書館から借りてきた。すこしはゆっくり読んだが、ほとんど読後の感想は同じ印象であった。あまり良いことは書けないので、この記事はあまり長く書かない。  経営コンサルタントとしては40年のキャリアであり、テーマは「アセンション」、この本のどこに私は違和感を感じるのだろう。一つは、どうしようもない、「本物」、「先見性」、「第一線」、「最先端」、「プロ」、などを多言する船井ワールドに対する食傷感である。彼の本を読んでいると、何事かに共感する、というより、彼からなにかを売りこまれている、という感じがする。  フーテンの寅の街頭でのケンカバイなら、多少、そのモノが怪しくても、その台詞があまりにも見事なので、いいや、ニセモノでもこの程度なら騙されてもいいかな、と思うところがある。もちろん、商品が本物だったら、なおいい訳だが。  ところが船井ワールドでは、どうしてもその「売り込み」の姿が、私には透けて見えるのである。仮に彼が「本物」商品を扱っていたとしても、どうも彼の世界以上のものに見えてこない。この本のテーマはテーマとして、本当は、私のこのブログでの一番の根幹となるテーマと言ってもいい。しかし、この本での扱いのように換骨奪胎されて、戯画化されてしまうと、もともとそこにあったスピリチュアリティというものが、かき消されてしまうような感じがするのである。  彼が「売り込み」をかけているものは、目に見えない世界だ。それがコンサルティングというものであろうと、精神世界であろうと、体一つで売り込まなくてはならない。この世界に40年も生きてきた船井には、彼なりに身につけてしまっている商売のコツというものがある。彼は「客」を「第一線」、「最先端」、「プロ」などとおだててはいるが、彼の言葉からは、人間本来の本質に対する心からの敬愛の念がどうも見えてこない。  ものごとが本質的な部分にくると、「と言われている」、「そうだ」、「告げている」、「はずです」、「ようです」、と語尾を濁す。それは、日本的な謙譲の美徳で、曖昧化することで、より「客」との距離感を縮めようという彼の苦肉のスタイルなのかもしれないが、どうも釈然としない。「了解」の「核」となるものがない。  テーマそのものはとても興味深いことなので、それを「先見的」に取り上げて一冊の本をつくる彼の力は相当なものだが、彼の世界では踊りたくても踊れない私がいる。

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