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カテゴリ:回想記
<回想記 2005/1月中旬>
話し合いをしたその直後から少し心に引っかかつていた事がありました。不安と言うものは不思議なもので一度気にしだすと急激に大きくなりだし、いつの間にか私の心を大きく覆ってしまいました。 その不安と言うのは私が彼女へ出した2つ目の条件である、私の休暇やその他の機会に子供を連れて日本へ帰国できるという条件でした。それを伝えた時の彼女の顔の曇り具合を私は見逃しませんでした。 私にも勿論、彼女は無断で子供を日本からイギリスへ連れ出した事で、もし私が同じ事を仕返したらという事に怯えていることは分かっていました。しかしそのような理不尽な理由と言うのか、彼女の都合で息子や私の人生まで左右されてはたまらないと想った私は何か良い方法は無いものかと考えました。そして一まず彼女に電話をしてこの件で彼女がどの部分に一番不安を持っているのかを、あらかじめ確認した上で法的な部分を英国日本大使館へ尋ねてみようと考えました。確かにその時このような私的なことに大使館が協力してくれるという確信はありませんでしたが・・・・。 そう決心した私はすぐに彼女へ電話をしもう一度2つ目の条件について話してみたところ彼女から意外なことを告げられました、それは。 「日本の法律は親権に関して外国籍の親に差別的である。」 というのです。 それはもしも私が子供を日本へ連れて帰国して心変わりをしてイギリスへ戻らなかった場合、外国籍である彼女には子供と会う権利さえなくなると言うのです。 わたしは 「そんなアホな話は無はずや、すぐに俺が大使館にアポを入れるから法的な話を聞きに行こう?」 と言うと彼女のほうも納得しました。 結局大使館のほうへ電話で事情を説明するとなんと領事さんが直々に話を聞いてくださることになりました。 しかし私の不安はそれ以上その時点では大きくなることはありませんでしたが、消え去ることもありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 26, 2006 10:39:22 AM
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