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年末年始
一歩も外に出ないと 月夜の晩に誓いをたて 見事完遂! あー仕事したくないでござる! たけ88でございます。 さてさて 昨日ご紹介したブログに気になる記載がありました。 (ここから) 規制は生き物のように常に拡大していきます。 それは賛成派の後進達にとって、規制を勝ち取った先達を越えるには「前より進む=規制強化」でしか評価されないから。 (ここまで) コレについては全く同感で実例がすであがっていますな。 漫画規制条例可決で 『未成年やセーラー服の女性との性描写禁止』 の通達が出版社から漫画家へ 本来「過激な性描写」を規制するはずが、ラブシーン自体が規制されたという話。 これは条例に基準が無い為、業界は拡大解釈した安全係数を取り、その上で自主規制を行うからです。 では、過去の事例はどうでしょう。 なんと言ってもアメリカのこれコミックコード/ Comics Code」でしょう。 かつて50年代、アメコミは世界を席巻していました。 リンク先にあるようにスーパーマン、バットマンなどのヒーロー物、スヌーピーやベティ・ブープのようなキャラクター物などです。 ※古いスヌーピーの本を読むとあの絵柄と対照的に、社会風刺なんかも含まれていて非常に深いんですね。 そして50年代に、コミック弾圧が始まるわけです。詳しくはリンク先を参照頂くとして、主な理由は【子供に悪影響だから】です。そうして何も掛け無くなったというわけです。 一方日本でもコミックコードの影響が出てきます。 コレが日本に飛びして、悪書追放運動になるんですね。 手塚治虫がやり玉に挙がって大変だったそうです。 その後日本国内の流れは年表が有りましたのでリンクを紹介します。 日本でのマンガ表現規制略史(1938~2002) TOPICSとしては 1955年、悪書追放運動→手塚治虫がやりだまに 64年、東京都、青少年条例を制定。 70年、永井豪、ジョージ秋山、梶原一輝&矢口高雄などがやりだま。一部発禁など。 90年、出版の自主規制始まる。植村純子「いけないルナ先生」、游人「ANGEL」など回収 91年、成年コミックマーク。 ・東京都が初の「不健全」指定。 ・東京議会で青少年条例の強化。 ・その後各自治体に広がる。 92年、東京都、レディコミックを「不健全指定」 97年、青少年条例による「不健全」図書指定の常態化。コンビニでの自主規制強まる。 99年、「児童買春・児童ポルノ禁止法」施行。 2001年、東京都議会が有害図書項目に「自殺の奨励、幇助」等を加える ・書店での区分陳列を義務づけた青少年健全育成条例の改定を可決。 ・改正都条例施行。 ・区分陳列の書店側負担が大きく、成年向けコミックの取り扱いが激減。 ・コンビニ置きの成年向けコミックの大半が姿を消す。 2002年、マンガ単行本としては史上はじめての「わいせつ」での逮捕。 ポイントは「運動」から始まったマンガ規制が「東京都の条例」になり、全国自治体に広がっている事。90年以降東京都の規制が強くなってきている事。そして2010年12月、今回の条例改正となったのです。 その間、出版は有効な手をうたず、条例が決まってから騒ぎますが、いっこうに状況は良くならないという構図です。 もう一点は、2001年にわいせつ図画頒布で版元と作者が逮捕去れている事です。 つまり現行の法案で「過激な性描写」は摘発できるわけです。今回の条例改正が青少年の健全な育成を目的としているなら、現行法案の厳格運用こそが、青少年の健全な育成に必要だと思いませんか。 規制推進派の目標は ・マンガを読まない ・マンガを読ませない ・マンガを売らない ←ここ重要 と認識する事が重要かと。 ではまたー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月05日 23時36分57秒
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