テーマ:今夜のばんごはん(50636)
カテゴリ:そとごはん
フランス語のレッスンから帰って、今晩は食事会。
時々、美味しいもの食べに行く仲間。 ひとりは某料理雑誌の副編集長、もうひとりはフードジャーナリスト。 美味しいものを知ってる心強い仲間である。 今回はみんな初めてのお店。 麻布十番、ご主人が一人で切り盛りする割烹料理屋。 友人の雑誌でも以前「一人割烹の1日」として紹介されていて、それからずっと気になっていた。 30歳で独立して、借金もせず、小さなお店を持つ。 洗い場さんさえ頼まず、すべてひとり。 毎日築地に出かけ、仕入れをし、仕込みをし、客を待つ。 料理を出し、お燗をつけ、酒をだし、器を下げ、洗う。 とつとつとした語り口、ご主人のまじめなお人柄がしのばれる。 こじんまりした店内は、よく磨かれた白木のカウンターに、テーブルひとつ。 10人も入ればいっぱいのお店。 今日のお料理は *湯葉と菜の花の煮物 粉山椒 *造り シマエビ クロダイ 平貝 *竹の子とわらびの煮物 *はまぐりの雲丹焼き(←思い出した!追加) *彼岸河豚のから揚げ 行者ニンニク *鰆とくみ豆腐と水菜のなべ 柚子 *鯛の炊き込みご飯 香の物 *いちごとグレープフルーツ あれ、他にもあったかも…。 あまりに話が弾んでしまい…。 お酒は辛口の山形の霊峰月山。 お料理はシンプルでまっすぐ。 変な飾りやてらいがない、直球勝負。 でも、勝負というのも違うかな、もっと穏やかな感じ。 竹の子とあわせたわらびは、ちょっと濃い目の煮汁で葛でまとめてあり、とても美味。 鰆のお鍋が美味しかったなあ。 おだしは昆布だし、っておっしゃってたけれど、鰆のおかげかな、すごく濃い旨みで。 柚子の香りがたまらない! 鯛ごはんはほぐした鯛の身に青ネギ。 おこげも香ばしい。 気心の知れた人と久々にゆっくり話をしたいとき、そんな時にちょうどよいのではないかしら。 話の邪魔をしない、でもしみじみ美味しいお料理が、きっともっといい時間を作ってくれるんじゃないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 30, 2005 01:51:04 AM
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