昨日のバイトで
女性の利用者の方が
とろみ食を口の周りいっぱいに
くっつけたまま放置されていました
その女性の方は
いつもは面倒くさがりで
少しでも何かもたついていると
こっちの頭をはたいてくる
ちょっと取っつきにくい利用者さんの1人ですが
口の周りをしっかり拭いて
「女性の方なんですから、
身だしなみ身だしなみ♪」
って言ったら、
すこし間が空いたので
怒るのかなぁと恐れていたのですが
これ以上ない笑顔で
「ありがとう」って
言われたので、
ホッとするとともに、とても気持ちよかった
こんな瞬間がこのバイトの至福の時ではあるのですが
一日経つとそういったボクと利用者さんの
コミュニケーションというものは
利用者さんの記憶の中から
リセットされてしまいます
それはボクにとって悲しいことではなく
また、無益なことでもないなって
最近になってわかり始めました
だって、ボクが覚えているのですから
アナタが忘れてもその価値には何の影響もない気がします
そりゃもちろん覚えてられた方が嬉しいのですがネ!
こういった痴呆による
ターンだったり、リセットっていうものは
神様はなんら悪意がなく用意していて
ぼけるということは下手したらホントは幸せなのかも?
とすら思わせられることもあります
だからといって
ターン、リセット
今のボクは必要としちゃいけない
そんな気がしました
北村薫さんの三部作
スキップ
ターン
リセット
はなかなか面白いと思います
読んでいらっしゃらない方は是非!