カテゴリ:科学
3週間ぶりの大学脇の鴨川沿いのフェンス。この間まで花が見えなかったのに、昨日はアレチウリの花が満開。きれいな花でもないし、香りもしない。人間には嫌われものだが、でもよく見ると昆虫たちにはかなりの人気だ。特にミツバチが多く集まっている。 下はハナコガネかな。 スズメバチも来ていた。 そして、これがアレチウリの実。触ると痛そうだ。食べられるのだろうか。ネットを探せば食べた人いそうだが・・・。そうキュウリなどと同じウリ科だから雌雄異花。 こうなると調べてしまうんだよね、悪い癖だ。 長野日報 (Nagano Nippo Web) - ニュース - 野草の数々てんぷらに 辰野西小6年「食べる会」 残念ながら実ではなく若芽のようだ。 次の記事はかなり面白い。確かに鴨川はどぶ川で富栄養化している。そこの窒素を除去してくれているのかも。岡山理科大学の研究室のサイトより。 アレチウリ アレチウリは大型のツル植物で1年生草本。北米原産の帰化植物で、青森県以南の日本各地で広がりつつある。放棄畑や牧場、河原、湖岸などの肥沃な場所で急速に成長して繁茂する。葉や茎は著しくざらつき、果実には鋭いとげがある。密生して生育しているので調査の際には出会いたくない植物の一つである。冬になると枯死するが、茎は枯れて樹木から垂れ下がり、破れたガーゼが掛かっている状況となって見苦しい。この季節になっても、さわると痛いのはそのままである。 最近、琵琶湖の湖岸などで密生して猛威を振るっているとのニュースがあった。その直後、アレチウリは窒素を吸収する能力が高いとの指摘もあり、窒素除去へ貢献する可能性があるとの指摘もあった。確かにアレチウリの生育地は牧場で糞尿が捨てられているような場所や、放棄された畑など、窒素分がたくさんあるような立地である。急速な成長は、富栄養な条件に支えられており、アレチウリを収穫できれば、窒素除去には貢献できるであろう。しかしながら、もう少し収穫作業がやりやすく、親しみのある植物でやりたいものである。 そしてついに見つけた。やはり食用にはならないようだ。それにしても外来植物としてかなり嫌われもののようだ。 千曲川情報館-千曲川・犀川のアレチウリ アレチウリ 食用には向いていないようです。 アレチウリは、茎や実に、小さくかたいトゲをたくさんつけますし、果実はほとんど食べるところがありません。種子(たね)は大きく、一見おいしそう(?)なのですが、その味はとてもおすすめできません。種子は生で食べると苦く、渋みとえぐみが口に残ります。種子の殻(カラ)を剥いてから、中身だけ煮て食べてもやはり同じような味がしました。 もし、私たちが試したほかに、アレチウリの良い利用方法があったら教えてください。ただし、お願いがあります。たとえ利用方法を見つけたとしても、アレチウリを育てて増やしたりしないようにしてください。アレチウリが、そこからまわりに拡がっていく可能性があるからです。 【中古】 検索入門 野草図鑑 6 / 長田 武正 / 保育社 [単行本]【宅配便出荷】 【中古】 色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑 /高橋修(著者),藤井伸二(その他) 【中古】afb 食べる野草図鑑【電子書籍】[ 岡田恭子 ] 持って歩きたい 里山・山地の身近な山野草図鑑【電子書籍】[ 菱山 忠三郎 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.21 08:31:12
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