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PREMONITION 13 『13』(Volcom Entertainment) ・Scott "Wino" Weinrich(Vo,Gt) ♪Premonition 13 "La Hechicera de la Jeringa" Live in L.A. 6/26/2011 説明不要のドゥーム・マスター、ワイノー親父(*"先生"とかいう形容詞は彼には合わないような気がする...)による新たなバンド、PREMONITION 13。アルバムに先立って「switchouse」と「crossthreaded」というアルバム未収録の2曲入りの7インチ(*既に廃盤らしい)を出しています。 アルバムに入れると音楽性の世界観が合わないとかいう理由だったら別売りするのも分かるんだけど、ワイノーって結局、何を演やってもワイノーでしかないんだから普通にアルバムに入れてくれればいいのに...。こういうところがいまだにマニアくさくてよく分からないトコなんだよな...。 ♪Premonition 13 - Switchouse ♪Premonition 13 - Crossthreaded 古くからの知り合いらしいジム・カロー(Gt)、マシュー・クラーク(Dr)というベースレスな編成でアルバムにはベースの音が入っているため、ワイノーかジムがベースも弾いているか、もしくはセッション・ミュージシャンがいるのかアルバムには記されていないため不明。 ここ最近のワイノーの働きぶりは、ガムシャラにさえ感じるほど音源を出しまくっている。2008年にはNEUROSISのスコット(Gt,Vo)、MELVINSのデイル(Dr)、SLEEPのアル(Ba,Vo)と共にDoom Metal All-Starsともいうべきスーパー・グループ、SHRINEBUILDER(シュラインビルダー)を結成してセルフ・タイトル・アルバムをリリースした後、その年のROADBURN Fesにも参戦、聴衆に圧倒的な存在感を見せつけた。また、2009年には初の冠付きのソロ・アルバム『Punctuated Equilibrium』をCLUTCHのリーダであるジョン・ポール・ガスター(Dr)とREZINのジョン・ブランク(Ba)と共に完成させ、こちらのバンドでもやはりDoomの祭典であるRoadburn Fesに参戦(*その時の音源もLive音源『Live At Roadburn 2009』もリリースされている)し、圧巻のプレイで他の出演者を唸らせたという。しかしその4日後にジョン・ブランクがオーバードーズにより死去したため、ワイノーもかなりショックを受けたようで、WINOというソロ・プロジェクトを一時的に休止し、昨年にはアコースティック・ソロ・アルバム『Adrift』をリリースさせて気持ちが落ちついた上で、PREMONITION 13を始動させたのではないかと推測する。 個人的に、ワイノーの声と顔はMOTOR HEADのレミーに似ているような気がするが、周りの知り合いからの反応は半々。レミーのダミ声を聴きやすくし、レミーのヒゲを剃ってみると、ワシ鼻とややシャクレ気味のアゴといい、目の離れ具合といいよく似ていると思うが。 肝心の今度のバンドのサウンドはというと・・・っていうかワイノーの参加したバンドは全て、総じてワイノーによる無骨な乾いたギターの鳴り響く男臭いRock and Rollであり、ホコリの舞うような太陽のカンカンに照りつけるようなアメリカの西部や南部の風景が想像できそうな、そんなワイノー色に染め上げられてしまうため、どのバンドでやっていても彼が演っている限りそのバンドのサウンドのカテゴリーは"ワイノー"であると。自分はそんな風に思います。 ♪Premonition 13 - B E A U T Y ♪Premonition 13 - Prelude/La Hechicera de la Jeringa/Clay Pigeons
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