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活き活きPC&園芸三昧

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October 21, 2017
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カテゴリ:PC
​​​【はじめに】
  連ドラや特集ドキュメンタリーを撮りためており、HDDの空き容量がひっ迫してきました。そんな中、HDDの空きを増やすためにデータをBlu-rayディスクへ変換していたら、ずっと愛用していたCorel社のVideoStudio Ultimate X10では、Blu-rayディスクがPlug-inを更に購入しないと実行できないことが判明しました。そう言えば、久しぶりのBlu-rayオーサリングである。最近、Blu-rayディスクは、フルハイビジョンのAVCHDディスクや、TsMuxerでのBlu-rayディスク作成で事足りていたからだ。前回、BDオーサリングを実行したのは、5年くらい前かも知れない。

  今回、Blu-rayディスクに収めようとする連ドラの長さは7時間余りに及ぶ。ドラマの容量は合計で17GB余りなので、25GBのBD-Rに収まるはずである。以前、BDオーサリングを実行したことがあるVideoStudio Pro X7を探し出して実行しました。結果は、Corel社のソフトでたびたび経験されるフリーズ現象が起き、最後までたどり着けない。いろいろ条件を変えて実行してみたが、1時間くらいでフリーズしてしまう。まったく未完成なソフトである。

  ブルーレイ編集ソフトはどれがベストなのか? 結論をまず記すと、TMPGEnc Autoring Works である。現在のバージョンは 6 である。



  以下、この結論に至った理由や経緯を記します。



【検討したブルーレイ編集ソフト】
  検討したブルーレイ編集ソフトは
 1.Corel社 VideoStudio Pro X7
 2.CyberLink社 PowerDirector 6 Ultra
 3.PegaSys社 TMPGEnc Authoring Works 6

の3つである。Adobe社の編集ソフトは高額なので対象から外しました。

【各ブルーレイ編集ソフトの容量調整方法】

 1.VideoStudio Pro の場合
  基本的には映像のビットレートを手動で調整してゆき、ブルーレイディスクの容量に収まるように微調整する。

  1時間ものの動画を10本ソフトに入力すると、下の様に114GBにもなり、ブルーレイディスクには入りきらない。




  ビットレートを下げるために、「mpeg設定の変更」をクリックする。





  そして、「カスタム」を選択。




  赤で囲ってある箇所を




  ① 品質を100
  ② ビデオデータレートを6500kbs(ビットレートのこと)
  ③ ビデオ形式をH.264 ビデオへ




  ビットレートを6500kbpsに下げたことにより、容量が22GBになっています。




 2.PowerDirector の場合
  PowerDirector の場合は、編集を終えて動画を書き込む際に下の画面となります。



  そして、「書き込み開始」をクリックすると、下のメッセージが出る。




  そして、編集を前に戻して、「画質の選択」で「スマートフィット」を選択すると、容量を自動で調整してくれる。




 3.TMPGEnc Authoring Works の場合
  編集を終え、ブルーレイ動画を書き込む際に下に示す画面で、「容量調整のターゲット」「Blu-ray メディア(25GB)」を選択する。
  





【結果】

  Corel社のVideoStudio Pro X7の場合は、前述のとおりエンコード1時間後、フリーズしてしまい、編集ブルーレイ動画を作成することが不可能でした。この性質は前身のDVD MovieWriterから引き継いでいるようです。情けなく残念なソフトウェアです。

  PowerDirector と TMPGEnc Authoring Worksは、ともにHardware x264エンコードが働き、高速にブルーレイ動画を作成できました。ところが、動画を再生して、驚きです。それぞれの動画のスクリーンショットを示します。

  PowerDirectorで編集した動画は下のように明らかに字幕が粗くなっています。



                PowerDirectorの動画(字幕が粗い)


  一方のTMPGEnc Authoring Worksで作成した動画は、元のフルハイビジョンの鮮明さを保持しています。


                TMPGEnc Authoring Worksの動画(字幕が鮮明)

  このように、PowerDirectorで編集された動画は、明らかにフルハイビジョンではありません。両者の動画のプロパティをMediaInfoで調べてみました。結果を下の表に示しました。



                 表1 編集した動画のプロパティ
 ​


  表1のとおり、TMPGEnc Authoring Works で編集した動画は、フルハイビジョンの解像度であったが、PowerDirector の場合はSDの解像度となっていた。このことは、PowerDirectorでは、動画の容量を落とすのに、ビットレートのみならず解像度までも落とす仕掛けになっており、残念なアプリになっていることが分かった。


【結論】
  ブルーレイ編集ソフトは、PegaSys社の TMPGEnc Authoring Works がベストであり、他の PowerDirector や VideoStudio は不適当である。













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Last updated  October 23, 2017 03:28:27 PM
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