先ほど書いた、アメリカの郵便局の愚痴は、怒りのあまり書いて
しまったのですが、年賀状やカードを書いていると、もう連絡を
取らなくなってしまった、昔の友人を思い出したりしませんか?
私が昔働いていた会社の同僚に、Rちゃんという女性がいました。
一生懸命仕事をする、明るくて控えめで、けなげな女性でした。
男性が多い部署で、女性は彼女と私と数人という時期もあったので、
当時、私達はとても仲良くしていたのです。
最近は年賀状のやり取りのみの関係で、私のリストにある
彼女の住所には、去年からもう郵便物が届かなくなってしまいました。
電話やメールも、いつの間にか、どちらからともなく連絡を
取らなくなってしまい、今はもうRちゃんの連絡先は分かりません。
一緒に働いていた頃、彼女は確か26、7歳くらいでしたが、
彼女はその当時まで、一度も恋愛をしたことがなかったそうです。
別に、彼女が男性や恋愛に興味がないからというわけではなく、
言葉の端々から興味ありありなのが伝わってきました。
ううん、一体彼女のどこがいけないのだろう。
彼女が、いわゆる地味と言われる容姿と服装なのは確かでした。
性格的に、あまり派手な格好をすると気がひけてしまうのだとか。
でも、それも一つの個性なのでは。
彼女は色白のもち肌、癒し系の穏やかな顔をしていました。
お化粧もあまりしないナチュラル系。パーマやカラーで痛んで
いない、サラサラヘア。
そういう女性が好きな男性、一杯いると思うんですよね。
それに、とても性格美人の彼女なのに、一体何の問題があるのだろう、
と不思議に思っていました。
ある日、
彼女は、
「私はブスだから。」
といった類のことをよく口にすることに気付きました。
私達は、
「そんなことないよ。」
「何言ってるの?」
と、その度に言っていたように思います。
Rちゃんも含めた同僚達と一緒に、合コンに行ったことが2、3度あります。
Rちゃんは3枚目に徹して、場を盛り上げてくれます。
せっかく男性陣からRちゃんに質問が飛び、彼女にスポットが当たっても、
「ほら、私、ブスだから。」
と、おちゃらけてしまうのです。
でも、そう言われてしまっては男性達も口ごもってしまって、
なんて答えていいのか分からない。
彼女としては、自分をわざと貶めて、明るく謙虚に振舞おうと
していたのかもしれませんが、その自信のなさが、彼女の何よりの
欠点だったのでしょうね。
そして、私も彼女ほどじゃないけど、自分に自信がなくて、同じような
ことを他人に言ってしまいがちだったことに気付いたのです。
「私、バカだから。」とか、「私、ドジだから。」とか。
彼氏から「そんなことないよ」と言ってもらって、自信をつけたかった
のかもしれませんが、聞かされるほうはさぞ疲れるでしょうね。
他人のふり見て、じゃないですが、
私はどんなに自分に自信がない部分でも、それを決して
貶めて、男性に言ったりしないようにしようと思ったのです。
もう連絡のとりようがなくなってしまったRちゃんに、教えてもらったこと。
時々、彼女のことを思い出しては、
今頃、幸せな人生を歩んでいて欲しいな、と思います。
国際恋愛・結婚の人気blogランキングに参加しています