世界で一番愛する人と国際結婚

週末は、眩しいほど太陽が降り注ぎ
すっかり春めいていた。



近所の子供たちは、屋外のプールで泳いだ後、
水着のまま自転車に乗って飛び出してきて、走り回っている。



暖かくなったら、近くの山にハイキングに行ったり、
サーフィンしようねと、ブランと話していた。




ところが、


昨日の朝、


急に、



「今シーズン最後のスノーボードに行かない？」



ブランが言い出した。





「ええ？今から？私はもういいよ。」



私は、4月に入った途端、ウィンタースポーツのことなど
すっかり忘れてしまう。頭は既に夏モード。



「僕の大好きなニセコに、この間、君だけ友達と行ったじゃないか。」




「ああ、ニセコの旅行自体はとても楽しかったけど、、、、
それがね、あんなにつまらないスノーボードは初めてだったの。
私、1分おきに転んでたし。以前、あなたと一緒にニセコに行った時
くらいのレベルになっちゃった。」




私は、初心者の頃、スノボ3回目くらいなのにニセコに行き、
その時はスキーをしていたブランを、何度も何度も
待たせた経験があるのです。（人のこと言えない。）





「ええ？あの時くらいになってしまったの?」




なんだかブラン、嬉しそう。




「そう。嫌になって、途中でやめて、誰よりも早く宿に帰ってきたくらい。

だからもう、スノーボードはいいよ。」





私は、スキーもスノーボードも、必ずリフトが止まるまでか、
バスが出る直前まで滑っている人間なので、
途中で帰ってくるなんて、相当つまらなかったんだと思う。





「君が早く帰るなんて、信じられないよ。

君には、来シーズン、新しいボードを買ってあげるよ。」




ええ？本当？



ガバッ！（起き上がる音。）



ならば、と


嫌になったらすぐに休憩して、


本を読もうと、学校で使っている本まで持ち込んだ。




そして、渋々、出発した。




ところが、




実は、




ものすごーく楽しかったんです



ブランは今シーズンで、楽しさベストだと言っていたけど、


私にとっても、今シーズン一番楽しいスノーボードでした。




さすがに春の雪だけど、この辺にしては決して悪くない。



人も少なくて、広々。



暑くも寒くもなく、お天気がすこぶる良く、
真夏のビーチのように眩しい。



山からの眺めが最高。全然期待していなかったので、カメラを
持っていかなくて後悔。



スキー場の屋外でBBQをやっていて、
外でハンバーガーやホットドッグが食べられるので気持ちいい。



そして、やっぱり自分のボードだと、ぴったり足に
くっついたように滑りやすくて転ばないのです。




しかも、



今回初めて気がついたのですが、



ブラン、、、、、、



すごく上手くなっている。



上から下までノンストップで降りられ、彼を待つ時間も前より
ぐんと減って、お陰で、半日券なのに、リフトは10回以上乗れたし、
全コースを滑ることができました。





ブランは誰かに習ったりしないし、
たぶん上達が遅いだろうなと思っていたら、、、、



今年は、オリンピックを見たり、ビデオを見たりして、
イメージをつかんだのだそう。



この調子だと、来年は追いつかれて、再来年は追い越されるでしょう。



来シーズンは、念願のアスペンやベイルに行って楽しめそうです。




ブラン、鈍い人じゃなかったんだ。




結論：



・ 趣味程度のスポーツは、体重、年齢、運動神経は関係ない。
単に、それが好きかどうかだけ。




・ エキップメントは非常に大事。
スノボの場合は、ビンディングの位置、スタンスが合っているのが
一番だと発見。

まるで、別のスポーツじゃないかと思うくらい、スタンスで変わります。
なので、自分でささっと調整できるようになるのが課題。





昨日、スノーボードが改めて好きになりました



最後のスキー場に連れていってくれた、ブランに感謝しなければ。




私たちが今度スキー場にいくのは、12月になりますが、



南カリフォルニアにお住まいの皆さん、



おそらく、あと2週間くらいは滑れると思います。



ＬＡ近郊には、主要なスキー場が4箇所ありますが
（と言っても、日本で言うところのガーラ湯沢程度の大きさ。）



一番広くて眺めがよくて、お勧めなのは、Snow Summitというスキー場です。



ただし、雪が重たく、真夏のビーチみたいな日差しなので、
日焼けにご注意くださいね。



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