3月に、日本から船便で送った何十冊かの本が届き、
うれしくて、何冊か流し読みしました。
その中の、
ミリオネア・マインドという本の中に、
面白いくだりがあった。
(実は、私は、実用書やビジネス書が好きで、小説はほとんど読まないのです。)
てっきり、ロバート・キヨサキの
金持ち父さんシリーズのような、
投資に関する実用書だとばかり思っていたら、趣が違っている。
薄くて、読みやすい、マインドコントロールが主旨。
通常、お金の話をすること自体、
なんとなくタブーと言われているのに、
そこには、一部の人には反感を買ってしまいそうなことを、
堂々と書いてある。
お金持ちになれる人となれない人では、思考回路が違う。
その思考回路の違いが行動のパターンを決め、ひいては人生をも左右する。
だから、お金持ちと同じように考え、行動できたら成功する。
という考えの下に書かれているのです。
例えば、
お金持ちになれる人は「成功と富」をめざす。
お金に縁のない人は「暮らしに困らないレベル」をめざす。
私は、まさに後者のタイプなので、お金持ちにはなれないタイプ
ですが、
興味深く読み進んでみました。
お金持ちではない人同士が、
「金持ちは、強欲でお高くとまっている。」
「お金持ちは悪人だ。」
などと、お金持ちを羨み、妬みあっていては、
一生お金持ちにはなれないのだそうです。
なるほどね、確かにそうかもねえ。
ふと、日本で働いていた時のことを思い出しました。
以前、私のいた職場は、その業界の性質から、
年収が数千万円の社員は普通に、
30代でも年収が1億円くらいの人達が結構いました。
本当のお金持ちから見たら、まだまだお金持ちの部類には
入らないと思いますが、私から見ると、彼らは十分お金持ちです。
そうして、仲のいい同僚達と、そのお金持ちの彼らを称えるどころか、
どちらかというと、否定的に言い合っていたものです。
「XXさんたら、こんなこと言うんだよ。
お金が彼を変えてしまったのかもね。」
「そうだね、あんなに稼いでいるのに、ケチだしね。」
などと、何かにつけ、肯定はしていなかった気がします。
確かに、そんなことでは、一生彼らみたいにはなれないと思います。
もちろん、皆、特にそうなりたいとは、思っていなかったと思いますが、
自分の努力と才能により、財をなした人達を決して悪く言うべきではない、
称えるべきだ、そのとおりだと思ったのです。
別に、特別お金持ちになどならなくてもいいわ。
うん、私もそう思いますが、
でも、その本いわく、お金に限らず、全てに対してそうであるということ。
もし素敵な邸宅を見たら、家とその住人を祝福しましょう。
黒いピカピカのジャガーを見たら、その車にビールの空き缶を
投げ込むのではなく、その持ち主を祝福しましょう。
温かい家庭を見たら、その家族を祝福しましょう。
スタイルのいい人を見たら、その体型を祝福しましょう。
たとえ対象が何であれ、人を妬んでいるようでは、
決して自分のものにはできない、
その人を称える、という考え方をしましょう。
とあったのです。
その本を読んだからと言って、誰もがお金持ちになれるわけでも、
ビジネスの成功者になれるわけでもありませんが、
別にお金に限らず、人生、全てにおいてそうだなあと
つくづく思ったのです。
なんだか思ってもいなかった中身の本を読んだ1日でした。
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