テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:私達の結婚生活
私がアルバイトで1年半くらい原稿を書いているメルマガがあるのですが、 数ヶ月前、国際結婚を意識している独身の読者の方からこういう質問を いただきました。 『国際結婚により海外に住むことになっても役に立てられるよう、 着付けの師範と日本語教師の資格を取ったのですが、 それらの資格は海外で役に立ちますか? またそれ以外に海外で役立つ資格があれば お相手が見つかるまでの間に取得したいので教えてください。』 とのことでした。 国際結婚による海外移住を意識して、お相手が見つかる前から 日本で準備をされているとは感心して、 しばらく私の記憶に残っていたのです。 さて、着付けの師範の免許は、海外でも日本人の多い地域に住めば 自宅で着付け教室を開けるでしょうし、 パーティなどの際の着付けをお願いされることもあると思うので、 重宝されるかもしれないですよね。 日本語教師のお仕事も、アメリカの都市部なら需要は必ずあると思います。 私の元同僚も結婚による渡米後(ハワイ島)、日本語教師として 働いているので、しかるべき場所なら需要は多いのではないでしょうか。 ただ、そういう需要がない場所に住む場合もありますよね。 たとえば私の住む地域には日本語学校や日本語補習校などがないし、 この辺の高校やコミカレには日本語のクラスもありません。 ここで着付け教室を開いても、人は集まらないと思います。 それから、住む国が変わった途端に全く使えなくなる資格も 多いと思うんです。 私も日本でしか通用しない資格を持っていますが、 今後それが海外で役に立つことはないように思います。 芸術家や音楽家、もしくは作家として何かの才能に恵まれている方は別として、 日本で資格とそれに関連する経験があったとしても、海外でその仕事をすると なると、資格の取り直しになる場合も多いのではないでしょうか。 例えば、日本で看護士をしていた知人は、アメリカの看護士の資格を取るために 働きながら6年も学校に行ったそうです。 日本で取れる資格、アメリカならCPAくらいしか今は思いつかないけれど、 他に何があるかなあ。うーん、、、 ただ、資格にこだわる必要はないように思います。 資格よりも経験のほうが、実際の職探しには重要だと思います。 特に、システムエンジニアの方などITの知識や技術のある方は、 住む国に関係なく、日本での経験を海外でも生かせられるのでは ないでしょうか。 お若い方なら、センスと興味さえあれば、今からSEの世界に入れば 世界中のどこに住んでいてもお仕事ができるかもしれないですね。 SEとまでいかなくとも、ウェブサイトを制作するWebデザイナーなら、 主婦でも活躍している方が多いですよね。 SEなど私にはセンスがないだろうし、考えたこともなかったのだけど、 Webデザイナーのほうは、実は日本在住時に短期講習を受けたことがあります。 時間がなくて本格的なコースには進みませんでしたが、 女性の感性を生かせるお仕事だなと思いました。 私の家の近くに住む友人(日本では高校の英語の先生だったそうです)が 今、アメリカの看護士のライセンスを取るために学校に行っているのですが、 いざ移住する場所が決まってから、改めて新しいキャリアを 探しても遅くないのかも。 と言うわけで、今現在の年齢、職業、バックグラウンドに関らず 国際結婚を意識して、今から日本でできる準備は、 1.語学力をつける。 2.お金を貯める。 ことくらいしか思いつきません。 国際結婚を意識していらっしゃる方なら、もう既に英語力はあるかと思い ますが、出来すぎるに越したことはないし、私は日本を発つ前 10年以上も英語の勉強をしていなかったのを後悔しているので。 それから英語と語源の似たヨーロッパの言語なら、 ゼロから初めても、集中すれば3~4ヶ月で生活に困らなくなるかも しれないけれど、読み書きに不自由がなくなり更に事務系の仕事に就く となると、数年を要するように思います。 更に独身の間に十分なお金を貯めること。 私は結婚によりアメリカに移住しましたが、結婚式の費用以外にも 国際結婚ならではの費用がかかりました。 もちろんスーツケース一つで彼の所に転がりこんでもいいかもしれないけれど、 通常の国際恋愛―>国際結婚はお金がかかると思います。 遠距離恋愛中の渡航費はもちろん、移民VISA申請のための費用もかかるし、 私はすごい荷物だったので海外引越し費用なんか、 あっという間に60万くらい飛んじゃいました。 日本の家具や電化製品の処分代を入れるともっとかな。 移住後の車、携帯、自分が使う家具や電化製品も必要だし、 現地で通用する資格を取りたいなら学費もかかるし、 更に、移住後も日本に自由に一時帰国できるように、 常に貯金は必要だなと思います。 お金の件は、書き出すと長くなるので、また 改めて書きまーす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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