もろーど延伸工事中断中

9月22日。入学オリエンテーションがあってから以来3ヶ月。改めて振り返ってみるとちょっと前のように思えて、実に遠い日のことのようにも思える。GMSは今まで見たことのない新しい世界を俺に見せてくれた。間違いなく偏差値のお高い人たちが、いや、『ちょっと変な』人たちが集まったほかに類を見ないこのスクールは色んな刺激であふれていた。

ということで最終回は実在した『ピープルエクスプレス航空』という会社の実際の経営問題に挑むというかなりハードルの高い問題。正直もう前回くらいから内容にはついていけなくなってきている。

ちなみにこのスクールの成績は発言に対して質と量について評価されており、発言回数が少なくても質がよければ点がつくし、質が悪くても発言を沢山すればそれでも点がつく。おれっは前者のような質で発言するのはとてもこのスクールでは出来ないので、量で点を稼ごうかと思っていた。しかし前回くらいから思いついたこというだけではもたなくなった、というか何も思い浮かばなくなったというのが正直なところで、ついに失速をした感じもある。

勉強会もその後の懇親会も前回は家の都合もあり早々と引き上げたが、やはりもっと勉強しておくべきだった。優しい先生はどんな発言でも否定をすることはなく、色んな形で発言でも拾っていこうという姿勢が特に好きだったのに、もう俺がその発言もすることも少ない。結局今回はかなり少なくなってしまったが、丁度最後の質問で思いついたことが出来たので、最後は俺が当たったので印象にはのこってくれているかな？。しかし、今回は評価されないだろうな。

そんな先生の最後の挨拶も質素なもので、時間が短かったのと、最後は『終わり！』という一言で終わったあっけなさもあったが、何となく先生は終わったときにこみ上げたものがあった用にも見えた。このクラスが楽しかったのかな？。俺も先生のおかげで楽しかった。

そしてその後は昼食会⇒勉強会⇒懇親会（呑み会）となるのが通例だが、今回は違った、勉強会は最終回なのでなし、昼食から生ビールですつまり懇親会I⇒懇親会II…（未定）。最初の
懇親会はいつも昼食会をやる店で乾杯。馴染みのメンバーも先生も参加。結構顔なじみなのでよそよそしい話題も少なく。今回は前回に引き続き先生の話題になった。先生というか先生という女性についての話。年齢は俺より上で、妻より下だということは分かったが、次は既婚か未婚か、お付き合いしている人はいるかみたいな件。たまたま俺がトイレに行っている間に俺がファンだみたいな話になっていて。俺に

『お付き合いしている人はいないみたいですよ！、よかったですねぇ！！』

いやいや、俺は妻子がありますから。と言いつつも何気に好みのタイプではあるかもしれない。ショートヘアに明るくておしゃべりが楽しい人。そういう視点で先生を見るとアリかも知れない。…いや、実に残念（←問題発言）。

13時半に始まった懇親会も15時で中断。次は昼から飲めるということでキリンシティという店に行って来た。先生はここでさよなら。残念（←ファンだと言われているだけだったのに何故かその気になってしまっていないか？、俺）。昼間からワインを飲んだ。そういえばこの店では食べ物も頼まずお酒だけカフェみたいに呑んだので結構回った。

そのIIも17時半で終了、次は同じ店の上の階にあるうちの会社の忘年会でおなじみ（っていうか昨日うちの会社の忘年会はここが会場だった『和民』。夕食時ということもあり、少しのつまみと今度は焼酎を飲んだ。ここまで来るとメンバーも結構ベロベロ。この辺から本音みたいなのも出てきた。さっきまでは将来の展望とか仕事のこととかが話題の中心だったのに、この店では、馴染み呑み会の光景でよく見られる『その辺あるもの話題』。だんだん思考が回らなくなってきたのだろう。

そしてIIIも2時間制限だったので19時半で終了。IVはこの前のアイリッシュバーかとも思ったが、忘年会シーズンでかなり混んでいるらしく、メンバー姉さんにお店を探してもらうことになった。この辺で電話して店を探せるってとこ当たりが女性ながらかっこいい。俺と同年代の3名は走って店を探すくらいしか出来ないのにたいし、違うなぁ…。

さぁ、多分これが最後になるでしょうと行って来たのは伏見のショットバー。女性らしい雰囲気のあるお店。大抵のカクテルは飲めるし、一応イタリアンなのでピザとかも美味しいようだ。ここでは入店時点で結構回っていた3枚目の兄ちゃんがおすすめのカクテル『D52』を飲んだが鼻からアルコールが抜けるほどかなりキツイ。ここでの話題はみんなだいぶ回っているだけあってディープだった。高速道路関係の仕事をしている俺の一つ下の兄ちゃんが、自分の仕事の関係で自殺者が当たり前のように出ている中『正義とは何か』ということについて語り、俺についてもやはりまた小遣いの心配を本気でしてくれた。ここまで自分を思ってくれる人今までいただろうか、と思えるほど。そういえばIVまで来るとメンバーもいつもと同じで、何となくだがゴレンジャーみたいな個性の集まりだった。

正義を熱く語る高速道路インフラ関係の仕事をしているレッド、どんなに飲んでも武道家らしい落ち着きを見せる製薬会社勤務のブルー、その場の空気を一瞬でお笑いに導く3枚目のバイオ関係会社勤務のグリーン、恰幅の良い体格に似合わず自分の意見を持っている食品会社のイエロー、ショットバーを紹介してくれたアクティブな一輪の花で損害保険会社勤務のピンク、そしてそのメンバーを見守る前アイリッシュバーにを教えてくれたガス会社の総長。

みんな憎めないいいやつばっかりだ。なんだかんだ言っている間にあっという間に終電の23時が。最後はさすがに寂しかった。先生と別れたときも寂しかったが、それ以上にこれの別れが寂しかったのは、やはりこのスクールでは内容よりこの出会いが大きなウェイトを占めていたからなんだよなと改めて思った。最後は改札前で握手。次会える機会はあるのかな。13時から23時、なんだか飲みすぎたような気もするけど、本当に良い時間だったなぁ。

そして、次の日、意外にも二日酔いにはならず、出張準備をする為に会社に行き、ついでに成績を確認すると発言がイマイチだったにもかかわらず、先生は今回も◎を付けてくれました。もしかして懇親会のことも点数に入れてくれたのかな？。先生、俺が独身なら何か次を考えてしまうところでした…。