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2005.06.25
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ちょっと前に観たお芝居の感想です。

これは全国で公演もすると思います。

何年も再演をしているお芝居です。

こういうお芝居をみんなが観れば、世界中のケンカなんかなくなるのにと思います。








6/14、新宿、紀伊國屋ホールにて。





星、

 ★★★★☆

よんてんごぉ。





すごい、よかった。

泣けました。。泣きました。


お芝居が終わって劇場を出ても、まだ涙が止まりませんでした。

ただ悲しいという感情で涙が出ていたわけではなくて、
なにか自分でも分からないけれど、
たぶん、これが感動するということなのかな。。と思いました。



おハナシは。。

原爆が投下されて3年後の広島が舞台。
被爆した父と娘の二人芝居です。

娘が、ある青年と出会い恋心を抱きます。
しかし娘は戦争で自分が生き残ったことに罪悪感を持ち続け、
自分は幸せになってはいけない人間だと、その思いを認めようとしません。

そんな娘の恋心により、原爆で亡くなった父が姿を現します。
そして、生きることに喜びをかんじてほしいと、
お前は幸せになってもいいんだと語りかけます。

そして、娘は。。。父は。。。。。



このお芝居は、
親子が互いに思いやる姿をえがいたものではあるけれど、
娘の幸せになりたいという気持ちと、
そうなってはならないという気持ちの葛藤を、
自分と父という形にかえて表したものでもあるんだと思いました。

たぶん実際、
そんな持たなくてもいい罪の意識を持ちながら生きている人が、
戦争を体験された方には多くいるんだろうと思うと、
悔しくて悲しくて、どうしようもないキモチになりました。


カーテンコールの時、
おじぎした頭を上げた西尾まりさんの顔には、
芝居が無事終わったという喜びの表情はなく、
眉間にしわを寄せ、口を結んで、今にも泣きそうな顔をされていました。

その表情を見て、またさらに涙が出てきて、、、うぐぅって。




そして、ボクは半ベソかきながら家路へと向かったのでした。














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最終更新日  2005.06.26 01:10:09
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