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ちょっと前に観たお芝居の感想です。 これは全国で公演もすると思います。 何年も再演をしているお芝居です。 こういうお芝居をみんなが観れば、世界中のケンカなんかなくなるのにと思います。 ♪ 6/14、新宿、紀伊國屋ホールにて。 星、 ★★★★☆ よんてんごぉ。 すごい、よかった。 泣けました。。泣きました。 お芝居が終わって劇場を出ても、まだ涙が止まりませんでした。 ただ悲しいという感情で涙が出ていたわけではなくて、 なにか自分でも分からないけれど、 たぶん、これが感動するということなのかな。。と思いました。 おハナシは。。 原爆が投下されて3年後の広島が舞台。 被爆した父と娘の二人芝居です。 娘が、ある青年と出会い恋心を抱きます。 しかし娘は戦争で自分が生き残ったことに罪悪感を持ち続け、 自分は幸せになってはいけない人間だと、その思いを認めようとしません。 そんな娘の恋心により、原爆で亡くなった父が姿を現します。 そして、生きることに喜びをかんじてほしいと、 お前は幸せになってもいいんだと語りかけます。 そして、娘は。。。父は。。。。。 このお芝居は、 親子が互いに思いやる姿をえがいたものではあるけれど、 娘の幸せになりたいという気持ちと、 そうなってはならないという気持ちの葛藤を、 自分と父という形にかえて表したものでもあるんだと思いました。 たぶん実際、 そんな持たなくてもいい罪の意識を持ちながら生きている人が、 戦争を体験された方には多くいるんだろうと思うと、 悔しくて悲しくて、どうしようもないキモチになりました。 カーテンコールの時、 おじぎした頭を上げた西尾まりさんの顔には、 芝居が無事終わったという喜びの表情はなく、 眉間にしわを寄せ、口を結んで、今にも泣きそうな顔をされていました。 その表情を見て、またさらに涙が出てきて、、、うぐぅって。 そして、ボクは半ベソかきながら家路へと向かったのでした。 ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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