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平田オリザさんの原作「S高原から」を、 4つの劇団がそれぞれ異なる演出とCASTで上演するという企画。 青年団によるオリジナルバージョンは観たことないし、 今回参加している劇団もポツドール以外は観たことなかったけど、 とりあえずこういうのは全部観なきゃということで4つとも全部観てきたよ。 シリーズものとか、オモチャでもなんでも1個手にあると全種類集めたい質なのでね。ククク 舞台は、どこか田舎の高原に建つサナトリウムの面会室。 そこに暮らす若い入院患者たち、そこで働く医師やスタッフ、 そこを面会に訪れる恋人や友人たち、、。そんなこんなのハナシです。 最初に観たのは五反田団によるもの。★★★ これは静かに時間が流れている感じのするお芝居でした。 というか、のんきすぎる? 患者たちの死に対する焦りとか恐れとかはほとんど感じられないものでした。 次に観たのはポツドール。★★★★ これは五反田団とは真逆の印象を持った。 患者も見舞い客も医師やスタッフも、みんながみんなピリピリとしていた。 誰もが何かに苛立って神経を尖らせているような、そんな空気のするものでした。 三番目に観たのは三条会。★★★★★ ドーーーーーーーーーン!!!!! とスゴイ!!もう、やりたい放題、衝撃的な作品になっちゃってたYO! 4作品のうち、これだけは別もの。一線を画す作品でしょう。 軽快な「サウンドオブミュージック」の歌からはじまり、役者も台詞は歌ってるしと思ったら、包丁持った見舞い客が現れて、こんどはみんなドスのきいた、というよりは唸っているような呻いているようなと言ってもいいほどの発声だったり、それで、そうなんだと思ってれば一方で普通に静かに喋りだしたりして、そういうのが入り乱れたりして、あと登場人物も同じ役者さんが一人何役もこなしていたり、しかも同じ場面で同じ役者が何役もとか、あとあと空間もおかしなことになっていて入ってくるのは下手なのに出てくのが必ず上手だったり、、、。 あとねー、いろいろいろいろいろいろあって、ムフフ、おもろかったなー でも、これは前の2本を観ていなかったらどうだったんだろう。。 ちゃんと楽しめただろうか。。と思ったりもして。。 パロディとして観てたようなとこもあるんだろうよ。。ンー、ワカラン 最後に観たのは蜻蛉玉の公演でした。★★★ コレは登場人物の設定を男女逆でやっていました。 このバージョンが1番悲しくて切ないかんじがしました。 メインになる患者の役が女性だったからだと思います。 ボクが男だからそう感じたのかな。。女性のお客さんはどう思ったのかなぁ。 この企画はどの公演もそれぞれの色が出ていて、どれもそれとして楽しめました。 とてもいい企画でいいお芝居を観させてもらっていい気持ちにさせてもらいました。 それにしても三条会、、、恐るべし! ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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