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世界文化賞の受賞者を紹介するテレビ番組で建築部門受賞の谷口吉生さんを紹介していて、 そこで映し出された谷口さん設計の東京国立博物館の法隆寺宝物館に驚いた。 展示の方法と内容が尋常でなくスバラシイ。 というわけで法隆寺宝物館に行ってきたのです ちょうど東京国立博物館では北斎展が始まったばかりでそちらはスゴイ人の波だけれど、 そんなのを横目にちょっとバカにしながら、 「フフン、こっちのほうがいいのにぃ」ってかんじで足取りも軽やかにいざ宝物館へ! さぁ行くYO! 東京国立博物館の正門から左手へ、立派な黒門や巨大な鬼瓦を横目に緑の中を進む。 すると、前方に水盤をたたえた幾何学的な建築があらわれ、水辺のアプローチを歩き館内に入る。 入り口からエントランスにかけては2階部分まで前面ガラス張りのため光あふれた空間が広がる。 エントランスから展示室は石の壁でしっかりとさえぎられ、光をさえぎられた展示室の古代美術は見るものを別世界へと誘ってくれる。 うー、こういう書き方めんどくせぇ。。もう、やめた。 あのねぇ、どれもスゴイけれど特にスゴイのは菩薩像と伎楽面。 菩薩像の展示についてはもう圧巻! 薄暗い室内の中、50体ほどだろうか、菩薩像が1体ずつガラスケースに収められ足元からの光によってその姿、表情を浮かび上がらせている。 その光景はまるで別世界、異空間に入り込んだようです。 正直なところ、このころの時代の仏像はまだ日本的でないのであまり好みではないのだけれど、あれだけの仏様をああいう形で見せられるとやはりスゴイと唸ってしまう。 ホントにホントにスゴかった。。これは仏像もスゴイけれど展示方法のほうにより感心をしました。 そして伎楽面、、コレが一番すごかった! もう、ものすごい迫力だった。 伎楽面というのは仏教の儀式で使われた仮面で、神様や鬼、様々な役割を持った女性、男性などの仮面があって、、、 あ~、オレ稚拙な表現しか出来ないけど、、すごいっ!ホントによく出来てる、どれもこれも魂がこもった作品だなぁと思った。 こういうとき、スゴイとしか言えない自分が悔しいよ。。 ほかにも灌頂幡、木・漆・金工、書跡、染織、経典などの展示全てが興味深く素晴らしいもので、 千年も二千年も前の人たちの美術的なセンスとそれをあらわす技術に感嘆をしたのでした。 ◇ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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