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カテゴリ:番外編
ニセアリスはさっそくミルキーにいたずらを始めました。 ミルキーがお手洗いに入った隙に…………。 お手洗いから出て来たミルキーは床に大量の新聞紙が散乱しているのを見つけました。 ミルキー「あ・あ・あ・あ・あ……………………。」 その時、ニセアリスはテーブルに座っていつものようにゲームをしていました。 ミルキー「あーーーーー!ソックスがあ~~~!ソックスがあああーーーー!!」 新聞紙で作った靴下がバラバラになって床に散乱していました。 一方その頃アリス達は”ぷれすてスリー”を求めてウサギさんとお店を回っていました。 しかし……、 ウサギ 「やはり品薄のようです。どこにも売られてませんね。 たとえ売っていても”抱き合わせ”販売です。」 アリス 「”抱き合わせ”……。」 ウサギ 「他の商品といっしょでないと販売してくれないんです。 たしかに別々で買うよりは値段は安いですが……、そのもう一つの商品というのが”使えない物”が多いんです。まあ、しょせんは売れ残り商品ですから。」 アリス 「まあ!」 アリスはできれば”ぷれすてスリー”が特価販売されているのを見つけたいと思っていました。 しかし、さすがにそれはどこを探してもありませんでした。 ウサギ 「定価で売られているのを見つけても、50000ゴールドはします。」 アリス 「50000ゴールド……。」 ”ぷれすてスリー”を追い求めて来たものの、アリスは実はそんなにお金は持っていませんでした。 アリス 「安く売られているお店はないかしら?」 ウサギ 「ちょっとありませんねえ。」 アリス 「はあ~~~~~~~。」 一方その頃お家では……。 ミルキー「こっ、これはぁ~~~~~~?!」 ミルキーはニセアリスをにらみました。 ニセアリス「ん?なに?」 ミルキー「ソックスを………、こんなにしませんでしたか?」 ニセアリス「え?”子供だましのソックス”がどうかしたのか? あーーーーーー!! ひでえ! でも、これはアタシがやったんじゃない。 これは”サンタクロースの怒り”という現象だ!」 ミルキー 「”サンタクロースタンのいかり”??」 ニセアリス「サンタのヤロウは”よい子でもない子”がプレゼントを請求すると怒るんだ。 これが”サンタクロースの怒り”という現象だ。この現象は世界各国で報告されている!」 ミルキー「えーーーーー!!!ホントぅ?」 ニセアリス「ホント、ホント、ホント、ホント! よいこにしてないとプレゼントはもらえない。 もともとタダでプレゼントをもらおうなんざむしが良すぎる。 いいか、よい子にしてるんだぞ。サンタのヤロウはどこからでも見てる。 やつは忍者並の目を持っているんだ。障子の穴やふすまの隙間には気を付けろ!」 この家には”障子”も”ふすま”もありませんでしたが、ミルキーはコクコクとうなずきました。 ミルキー 「うんうん。ミルキータン、よい子にしてる!」 ニセアリス「うっしゃしゃしゃしゃーーー!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.01 01:40:28
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