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カテゴリ:番外編
その頃、アリスは…………、
”ぷれすてスリー”購入をあきらめかけていました。 どこに行っても商品は無く、かわりにこんな張り紙が貼られていたからです。 ============================================================ ”ぷれすてスリー”の次の入荷の予定は未定です。 トイショップ『オモちゃラス』 ============================================================ アリス 「……………………。」 ウサギ 「”ぷれすてスリー”を今年プレゼントとして子どもさんに贈れる人はそう多くはいません。ニュースでもそう言ってました。運が良かった人だけが買えたのです。」 アリス 「ふう……。これはあきらめるしかありませんね。」 その頃お家では………。 ミルキーは一生懸命、また新聞紙でソックスを作っていました。 チョキ!チョキ!チョキ! ペタペタペタ! しかし、ミルキーはあまりこういう事にはなれていません。 おまけにミルキーの体に比べてソックスは大きく作らなくてはならないので一苦労です。 それでも40分ほどがんばってなんとか作り上げました。 ミルキー 「ふう。」 ミルキーは新聞紙を触ったために手にインクが着いてしまいました。 その汚れた手を洗面所に洗いに行きました。 トコトコトコ………。 バタン! ニセアリス「うっしゃしゃしゃーーー!!」 一方アリスはもうお家に帰る事にしました。 アリス 「しかたありません。売ってませんものね。もう戻りましょう。 今年のミルキーさんにはもともとの予定通り”手作りのお洋服”で我慢してもらいます。」 ミルキー 「ランランラン~~~♪」 ミルキーが洗面所から出て来ますと………。 床には細切れになった新聞紙がまた散乱していました。 そしてミルキーが作ったばかりの新聞紙製のソックスがなくなっていました。 ミルキー 「あーーーーーーーーーーーーー!!」 ミルキーは小さな拳を握り締めてワナワナと震えました。 ミルキー 「あ・あ・あ・あ・あ……………………。 これはわあーーーーーー?!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.11 07:10:28
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