“すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。”
うーん、差別を禁止する日本国憲法にも障害者は載っていなかったんだ。
楽天の障害に関係するテーマからお邪魔する1つではない日記で、身障者向けの駐車スペースが活用できない-物がおいてある、身障者自身が運転する場合でないとダメ、もちろん、健常者が不法に駐車している場合もある-というお話を読んだ。
アメリカに来て、勝手が分からず駐車違反をして罰金を払ったことがあるのだけれど、罰金は30ドルだった。ところが身障者スペースに止めてしまうと271ドルなのだ。(半端な数は不思議なのだけれど)
こういう些細な違反には罰則が有効なのだけれど日本にはないんだな、と思ったら、そうか、障害者に対する差別の禁止ということ自体に法律がないことに気づく。ほんとうに今まで目が行かなかったことが多い、、、、
憲法で性差別の禁止があるのだから、必要ないという意見も多かった男女雇用機会均等法、結果を見れば女性の職場での差別軽減に大いに役立ったわけだけれど、障害者差別禁止は憲法にもない。
法律よりも人の心で守られればそれに越したことはない。けれど、現に差別に苦しくことがあり、それが法律で守れるものがあるならどんどん作って欲しい。そのための立法府のはず!
障害者差別禁止条例制定の動きというのはあることはあって、全国に先駆けて千葉県でその努力が進められているという。頑張って欲しいけれど、自治体レベルでやることではないんじゃないだろうか。発達障害支援法を成立させた議員の皆様に是非、もう一踏ん張りしていただきたい。
- 他のお客が不快な思いをするからとレストランに入店を断られる
- 障害者の作業所やグループホームを作ろうとすると反対運動に会う
(よくお邪魔するゆ~ほさんの弟さんのグループホームも
隣人の反対でだめになった)
そんなことからは守られて当然なのだから。
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