結婚式に行ってきました!
今日は、友人(♂)の結婚式に行ってきました。彼とは、中学の頃からの友人ですので、20年来の付き合いということになります。大学を出た後、社会人を数年経て、その後家業を継ぐために退職し、現在に至ります。彼の現在のお仕事は「お坊さん」です。(^.^)彼の家は「お寺さん」であり、お父様が住職です。そんなわけで、彼の現在の肩書きは「副住職」。ちなみに、新婦になられる方も「お寺のお嬢さん」。もう、「仏教一色」な結婚式が展開されるのかとワクワクしながら、会場に向かいました。(^^ゞ最寄のターミナル駅からホテルまでは、シャトルバスが運行されています。このシャトルバス、ホテル→新幹線駅→JR駅→ホテルというルートで巡回しておりますので、僕が乗車したJR駅の前に、新幹線の駅で、お一人だけ乗客を乗せてやってきました。バスに乗車した瞬間、一瞬身がすくみました。バスに乗車していた先客の身なりが、あまりにも「それ」だったからです。(・.・;)黒のスーツに、坊主頭。。。(ー_ー)!!全国でも最大級の「任侠団体」wの本部があるこの地では、珍しくないといえばそれまでですが、それでも一瞬たじろぎます。たとえその人が、結婚式に出席される「お坊さん」であったとしても・・・(^^ゞそう。その方はお坊さん。実際に、この後の披露宴会場でも見掛けましたから間違いはありません。しかし、他のバスの乗客の方は、そのような事情は知る由もありません。シャトルバスは、結構な乗車率で、一路ホテルへと向かいました。その「先客」の周りだけ、空席を残したまま・・・(^^ゞホテルに到着し、披露宴会場の受付に向かいました。受付は3箇所。「新郎家」「新婦家」そして「お寺関係」w「そういえば受付を頼まれなかったけど、誰がやっているのかな?」と思い、新郎側の受付を見てみますと・・・頼まれないはずです。受付にいらっしゃたのは、「袈裟」をまとったお坊さんw儀礼上の挨拶を交わし、「お祝い」をお渡ししました。受付のお坊さん方は「合掌」して、受け取って下さいました。。。ここ日本ですよね?タイじゃないですよね?(^_^;)僕は、一抹の疑問を胸に抱きつつも、関係者控え室に通されました。控え室の入り口間近に、スーツを着た一団が見えます。新郎の友人たち。そして、僕にとっても友人の連中です。何人かは、プライベートでも付き合いのある連中でしたので、「よっ!」ってな感じでしたが、数人は大学を卒業して以来10数年ぶりに見る顔でした。「久しぶり~!」とか言いながらも、僕は周囲で交わされている光景が気になって仕方ありませんでした。袈裟を纏ったお坊さんたちが、言葉こそ「お久しぶりです」とか「お元気ですか」と一般的な挨拶を交わしながらも、常に合掌・礼拝。ここ日本ですよね~?(・.・;)やがて、披露宴開始の時間となりました。披露宴会場に入ってびっくり!およそ150名の出席者を数える、大披露宴でした。さらに!その出席者の8割以上がお坊さん。見渡す限り、ハ○・○ゲ・ハゲ!およそ僕の人生において、ここまで「ハゲ頭」に囲まれることは、今後においてもないであろうと思われる、非常に貴重な体験でした。(^_^;)まぁ、ここまで「お坊さん」オンパレードですと当たり前の如く、媒酌人・両家主賓共、お坊さんです。(^^ゞ皆さんも、法事の時などに体験されているとは思いますがお坊さんって、日常的に「説教」を行われていますよね。そんなわけで、媒酌人・主賓の方々の挨拶が長い!入場してから乾杯にたどり着くまで、1時間の時間が経過していました。お腹へったよぉ~(T_T)この後の式進行は、普通の結婚式と変わりなく進みました。ただ、「お色直し」や「ケーキカット」の際にはこれまた「物凄い光景」が展開されていました。いや、やってることは普通なんですよ。「お色直し」も1回だけだし、「ケーキカット」も普通と変わりありません。「普通に」出席者の方々も、カメラを抱えて撮影に行かれます。坊主ですけど・・・(^^ゞ「お色直し」や「ケーキカット」の時って、式場内の照明が落ちて、暗転しますよね。今回も、「普通に」暗転したんですよ。そうすると・・・きらめくストロボ発光の中、青光りする「ハゲ頭」かなりインパクトのある光景です。(^_^;)さらに、その「ハゲ頭」達は、手に手にデジカメやら携帯を持って、新郎新婦を囲んでいるんですよね。さらに服装は「袈裟」。もうね。かなりシュールな光景です。夢に見そうです。(^_^;)そんなこんなで式は滞りなく進行し、楽しい(光景のw)披露宴も、終盤に差し掛かりました。ここで、新郎の仕事仲間(=お坊さん)の「青年会」wの方々から、歌のプレゼントがありました。きましたよ!20~30人のお坊さんが袈裟姿で集まり合掌、じゃなくて合唱してくれるのです。これも、かなり見慣れない光景です。(^.^)御存知の方も多いかも知れませんが、お坊さんって日常的に「読経」されていますので、非常に美声の持ち主が多いのですよね。で、そんな方々が20~30人も集まって歌って下さいますので、そりゃもう大迫力!しびれるような低音で、大人の魅力大爆発!な渋い歌声を響かせてくれるのです。では歌っていただきましょう!坊さんによる「好きにならずにいられない!」(byプレスリー)すごい選曲でした。(^^ゞでね。前述しましたように、美声なんですよ。低音が渋いんすよ。でもね・・・「お坊さんは、高音が出ない!」そりゃそうですよね。読経の最中に、裏声使ったりしませんもんね。(^_^;)ですから、最初は渋く始まっていたプレスリーは、サビの部分に来ると、声がかすれるかすれる!もう息も絶え絶えって感じです。(^.^)あまりの苦しさに、ノドを押さえるお坊さんまで出る始末。今日からの御勤めに支障が出ませんように・・・合掌。