[獣之笛放浪絵巻]

骸骨サンタが襲来（提供：獣之笛通信社）

主要都市にクリスマスツリーが飾られたばかりであるが、それに呼ばれるように現れる骸骨サンタが今年も同時多発的に出現しており、運営は関係各方面に警戒を呼びかけている。

毎年現れているにも関わらずあえて出没場所を特定しないという対応に住民から非難の声が上がっているが、充分なヒントは与えているとし、住民らの自発的な避難をうながした。
これに対し住民代表からは「あんな子供でも分かるようなヒントを出すくらいなら、名言すべきではないか」と激しい追及があったが、「明言して、もし現れないバグがあった場合、責任の所在を明確にする必要が出る。不測の事態に備えてのことである」と取り合わなかった。

また、なぜサンタが骸骨なのかという記者からの質問に、
「寒さが骨身にしみるこの季節、こういう機会でもなければ骸骨に服を着せることはできないから」と述べた。
一方で「骸骨よりサキュバスにしたほうが男性に好まれるのではないか」という声が上がっていることに対しては
「サキュバスは普段からビキニでこの時期は鳥肌をたてている。ヘタに服を着せると脱ごうとしなくなり、それはかえって男性の楽しみを奪う結果にもなりかねない」とコメントした。

なお弊紙記者が、今回なぜ今までのブログでなくニュースのような体裁を取ろうと思ったのかとボディスヴァハさんに尋ねたところ、
「いつもより画像のない記事でもニュースを装えば読んでもらえると思った。これでフォロワーがたくさんついてくれたら嬉しい」
と、ツイッターをまったくやったことがない事実を明らかにした。

写真は、堂々と「骸骨」と明記しているにも関わらずモザイク処理された謎のサンタ（写真左）

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