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2005.01.04
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カテゴリ:ピンカー
しばらく、『人間の本性を考える』スティーブン・ピンカー著 山下篤子訳 NHKブックスの読書記録を付けていきます。今日は1回目。

第1章 心は「空白の石版」か
僕たちは文中のウォルト・ディズニーの言葉のように「子どもたちの心は何も書かれていない本のようなものだと思う」と子どもの頃の純粋さを信じているし、確かに野蛮人の方が平和で純粋な生活を送っているように感じる。
人間の本性は全て環境によって書き込まれるという考えが、人間の本性は生得的であるという考えよりも、好ましく思われていることも納得できる。

しかし、組織を考えた場合どうだろうか?
それは、人と人が集まって組織が出来上がった段階で、ある程度のポテンシャルが決まることは納得できる。環境要因よりも人的構成が組織を大きく左右すると考える方が妥当である。自分自身の体も先祖のDNAによって作られた組織だ。組織の構成員には役割分担があって、足りない部分は補い合う場合が多い。
個人を複数の人間から成り立つ組織だと考えると、生得的という意味が身近に感じられるような気がする。








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Last updated  2005.01.04 22:40:18
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