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2005.01.22
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カテゴリ:ピンカー
『第一法則 人間の行動特性はすべて遺伝的である。
 第二法則 同じ家庭に育った影響は、遺伝子の影響よりも小さい
 第三法則 複雑な人間の行動特性にみられるばらつきのかなりの部分は、遺伝子や家庭の影響では説明されない』

『ハリスはこの限界について率直で、子どもは仲間集団の選択によってではなく、仲間集団のなかで自分を差別化すると提言している。それぞれの集団で、ある者はリーダーになり、ある者は雑兵に、またあるものは道化、ほら吹き、打たれ役、仲裁人となるが、それを左右するのはどんなニッチが空いているか、ある子どもがそれを埋めるのにどれくらい適しているか、そして偶然である。いったん役割をもつと、それを振り捨てるのはむずかしい。それはほかの子どもたちがその子をニッチにとどまらせるからでもあり、その子自身がその役割をうまく果たすために必要な技能に特化するからである。ハリスの説のこの部分は、ハリスも特筆しているように、検証されておらず、検証は難しい。それは決定的な最初のステップ----どの子どもがどの集団でどのニッチを占めるかが、あまりにも流動的であるためだ』

それぞれ、P175、P221、『人間の本性を考える(下)』

以前読んだネットワーク関連の本(部屋のどこにあるか分からなくなったため、現在捜索中)にネットワークにおける「ハブとホイール」の関係が書かれていた。
ネットワークは「ハブ」とよばれるような、他と比べて明らかに多数のリンクを持っているモノがある。
全くの他人とも6人程度を介すれば繋がるという話があるが、これは人間関係にも「ハブ」のような人が存在するからだろう。

僕たちはいろいろなものと繋がっている。ネットワークのカテゴリーは様々で、家庭内、仕事上、友人関係、どの関係においても演じている役割が違う。
確かに、それぞれの関係の中でニッチを獲得する。

確か、現在捜索中の本の中に、ハブとなりうる条件の一つとして、早い段階でネットワークに参画していることがあげられていた。

ネットワークにおける「ハブとホイール」の関係、そしてニッチ。掘り下げられ、且つ、応用範囲が広そうな気がする。





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Last updated  2005.01.23 00:02:29



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