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カテゴリ:病院通いの日々
夫に車で送ってもらい、
子育て関連施設の“店番”へ。 PTA仲間の一人Hさんをお招きしての 思春期向け子育て講座の開催日。 コーナーに到着すると、 講座担当スタッフが、受付にたむろしている。 遠目には、たむろしていると見えたけど、 あれこれ準備に勤しんでいたところだった。 私の松葉杖姿に気づくと、 驚きの声があがる。 「どうしたの? 」 「スキーにでも行ったの? 」 「何があったの? 」 “店番”の癖に、事前準備は 他のみなさんがてきぱきとやってくださったので、 私は受付の前に座っているだけ。 ありがとうございます。 講座終了後、講師のHさんも立ち寄ってくださる。 「まあ、どうなさったの? 」 かくかくしかじか。 「それは大変」 ベテラン心理カウンセラーのHさん。 会話の受け答えが、他の人とはちょっと違う。 なにしろ傾聴ボランティア講座の 講師も務めているくらいだからね。 ちゃんと受け止め、きちんと返す その返し方のコツがすっかり身についていらっしゃる。 実はね、我が家の娘もHさんのファン。 講師を中心に講座担当者たちを見送り、 資料づくり。 午後の担当者Nさんと交代。 一番近くのバス停からバスに乗り、 隣駅のエレベーターを利用して反対側に移動、 我が家の近所を通るバスに乗り換える。 というのが、あらかじめ想定していた帰りコース。 バスはそこそこ空いている。 それなのに、わざわざ席を譲ってくださる方が。 「ありがとうございます」と頭を下げて、座る。 最近のバスは、人が移動している間は動き出さないので、 ありがたい。けど、それだけに焦る。 駅に到着。 のぼりはエスカレーターにしてみる。 が、昇り切る辺りから、 後からどんどん抜いて行く人がいたので、 やはり松葉杖の人の行動は遅いと認識されているのだな と、感じる。 ま、私も普段は邪魔にならないようにして 追い抜いて行く方なんだけどね。 駅のコンコースを反対側へ。 まあ、たいしたことのない混雑ぶり。 これが渋谷だったらどうなるか? ただ、みなさま、上手くよけてくださるので、 怖い思いはせずに済んだ。 降りるのはエレベーターにした。 年配の方とご一緒する。 「どうぞ」と乗り順をお譲りする。 私、遅いですから。 「脚、どうなさったの? 」 肉離れを起こしまして。 「まあ、痛いでしょ。 私もね、膝を痛めて、歩けなくなってたの。 ようやく歩けるようになったところ。 今、病院に杖を返して来たのよ」 おお、それはなんだか清々しい。 エレベーターを下りる。 あれこれと養生法を伝授してくださる。 「痛いからって、家の中に籠ってない方がいいわよ。 籠ってると治った後、関節が固まって、 大変だから。 私も、毎日少しずつ、歩いてましたよ」 確かに。それはよく解ります。 「どうぞお大事にね」 ありがとうございました。 いつもの5倍ぐらいのゆったりペースで 次のバス停に向かう。 ここでも「脚、どうなさったの? 」と訊かれる。 「バスに乗ったら、さっさと座るのよ」と 助言される。 辺りを見回すと、なんだか平均年齢がとても高い。 みなさま手にはシルバーパスをお持ちらしい。 そうだった。この時間帯のこの路線は、 乗客の平均年齢が非常に高いのだ。 私の後の方々は90歳と87歳の女性らしい。 いずれも若々しくおしゃれで、お元気そう。 非常に上品というのも、この路線の特徴か。 我が家のすぐ前を通る路線は 昼間の時間帯でも年齢層にかなりの幅がある。 でも、こちらは時間帯で全く違う世界になってしまう。 地域性ってあるものね。 最寄りのバス停で降りると、中学生の下校時間。 ピークは過ぎたらしく、まばら。 のんびりと歩く。 さすがに、松葉杖がからだになじんで来る。 相変わらず、手のひらが痛いけど、 階段の昇り方も習熟。 手すりがあれば、そちらを頼ってしまうけれどね。 家に入って椅子に座るとぐったり。 なんだか誰もが優しく見える。 ご迷惑にならないようにと、 自然と低姿勢。 明日は、一応外出予定はない。 のんびりすごそうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.14 20:48:54
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