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2008.05.12
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先日の旅のお土産を提げて、
ワンコの散歩がてら子育てひろばへ。

どうもお土産って奴は
アレルギーのお子さまには不向きなので、
スタッフのみなさま用に、こっそりと
差し上げることになっちゃう。

今回のお土産なんて、アーモンドとミルクパウダーが×。
おかしな添加物ゼロなんだけどね。

気温が低めの週明け。
今回が初めてという双子ちゃんとおかあさまが
早速静かに(!)お過ごしのご様子。
初めての場所だから、少し緊張気味?

いろいろとお話ししてたら、
今度は明日で3カ月のお嬢ちゃまとお姉ちゃま登場。
ここに来ると愛らしい赤ちゃんに会えるので
とっても嬉しい。
お姉ちゃまは、目下のところ妹のお世話が
最大の趣味のご様子。

「えっ? 抱っこ出来るの? 」
と訊ねたら、目がきらきらと輝いた。
妹が可愛くて仕方がないという感じで
座って、抱っこして見せてくれる。
(本当は大きな頭を抱いているというのが正しい。笑)

ミルクだってあげてるんですって!

その昔、娘がお友達の妹さんや弟さんに
哺乳瓶でミルクを上げていたことを思い出す。
ふふっ、いいなあ。

ワンコが寂しがってるらしいので、
早々においとまする。

お名残惜しいけど。

で、家に戻りながら考えた。
ちょっとだけ人生の先輩である私たちが
新しく親になった人たちに、
何が出来るんだろうかってこと。

自分自身が子どもの頃と比べて、
すっかり環境が変わってしまい、
育児に臨むことそのものが息苦しくなっている。

多いのは「私たち自身が辛かったから」と
手を差し伸べたいなあという気持ちの人。

辛くさせた原因などを分析して、
それらを、どうやって排除して行くか、
あるいは工夫による対処でしのいで行くかなどに、
あれこれ思案、場づくりなどを心がける。

あの頃、どんなことが辛かったっけ?
と何度も何度も振り返ってみる。

なるべく当事者の気持ちに沿って、というところか。

あんまり手を出しすぎても逆効果ってあたり、
手加減が難しいのだけれど、
それこそ、止まり木に止まって羽を休める場所の提供
ぐらいの気持ちで、
かつての自分と重ね合わせても見ながら、
応援よろしく。

別な立場の人たちは、さまざまだけれど、
多いのは、このように批判的な人。

「大変そうだって聞いたから、何が出来るんだろうって
 現場に参加してみたら……、
 何よ、甘えてるんじゃないの? 我慢が足りないんじゃない?
 私たちのときは、もっと頑張ってたわよ」

子ども向け、親子向けの
いろんなサービスが展開されているからね。
「昔はこうじゃなかったわよ」なんて、
いぢわるな見方をする。

我慢が当たり前だったこと
は認める。
おかしいなあ、変だよねって思いながらも
「こんなこと思ってるのは私だけ」と耐えていた。
それも知ってる。

でも、諸々の環境変化に目を向けて欲しい。

子どもに向かう眼差しも、
親に向けられる眼差しも、
かつてよりはずっと厳しく冷たい。

「みんな我慢してたんだから」で我慢し続けて来たから、
なおさら事態は悪化してしまった。

これから先は、もっともっと辛いことになるはずだ。
そうならないように、いろいろなところで動きがあるけど、
どこでひっくり返されるのか判らない
危うさ、不透明感は否めない。

娘たちには同じ苦労はさせたくないなあと思ってる。
だから頑張ってる、という部分もあるんだ。
負の遺産は、私たちのところで清算出来るようにってね。

「今よりも、よくしていきたい」
「同じ辛い思いはさせたくない」という気持ちに、
なっていただけないだろうか。

それこそ、わが子の行く末を思うのと同じ気持ちで。





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Last updated  2008.05.12 18:53:23
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