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カテゴリ:小心者のつぶやき
このところ、ずっと気難しい本を読み続けていて、
世の中の様子もなんだか落ち着かないし、 ぴりぴりしたものに妙に敏感になってしまった。 あまりに敏感すぎて、言いたいことも言えず、 フリーズしてしまうのは小さい頃から変わらない。 本田由紀さんの 「軋む社会 教育・仕事・若者の現在」(双風舎・刊)を 読みながら、途中で 同じく本田さんの 「『家庭教育』の隘路 子育てに脅迫される母親たち」 (勁草書房・刊)を読み、 さらに「軋む社会」を読み終え、 「子どもたちの復讐」を久々に読み始めてからの 悶々とする読書を終了。 はふーっと、息をつく。 で、この次には「幼稚園真諦」 (倉橋惣三・著/フレーベル館・刊)を読もうかと、 ぱらぱらとめくると、 子どもの襟がみを捕まえて、 お前は幼稚園に保育されに来たんだろう。 さあ来い来たれ、保育してやるから覚悟しろと、 あの大江山の鬼のようなことは止めまして、 もう少し可愛い子どもたちが自然のまま遊んでいる中に、 いつのまにか、するすると教育に入らせるようにする 工夫はないものでしょうか。 そのくらいの思いやりを子どもにしなければ、 この道のくろうととは言えませんね。 少なくとも新しいくろうととは言えません。 いわんやこの道の達人とは、言えますまい。 なんてくだりが目に入り、思わず読んでしまって、 一気に癒される。 癒されついでに、まだ読了していない いくつかの小説を、先に読んでおこうかなと リラックス・モードに突入。 折しも、蝉の声が突然止んで秋の虫の合唱が始まる。 彼岸花も咲き始めたことだし、 怒りモードもしばし休憩にしておこうかな。 なんのことはない、 テンションが高まりすぎて、くたびれてしまっただけ。 代わりにちょっと筋違いな感も否めないけれど、 怒りモードで登場してくれる新人もいて、 いいよ、もう、この場は任せた モードになってしまう。 歳を取るとは、こういうことでもあるのかな。 つい譲りたくなるっていうの。 筋違いはわかってるから、 いずれどこかでどかんと言っておかねばならないだろうが。 まずは、一休みしたいのよ。 もうかなり長いこと腹を立てているような気がする。 何かが解決に向かいそう、と期待しては裏切られ、 裏切られてしょんぼりしては、 いや、まだまだと気持ちを立て直す。 そんなことの繰り返しだった。 全身、怒りで打ち震え続けられるほど、 元気じゃないし、暇でもないので、 適当なところで沈静化に向かう。 こころの奥では 常に怒りの火が燃え盛り、消えることはないけれど。 いやあ、でも、ごくたまに、 気難しいことばかり言い続けるのに くたびれ果ててしまうことがあるんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.18 12:08:13
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