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カテゴリ:きょうのより道
珍しく、晩酌中の夫と一緒にTVを観る。
NHKの「プロフェッショナル」。 エコカーの開発に尽力するHONDAの 開発責任者。 「技術者には思いが大切」 「思いを(なんとしてでも)形にするための思い」 20年近く前に、取材でお邪魔したことのある 本田技研の開発研究所。 建物のアプローチを見た瞬間に思い出が蘇る。 終盤近く、夫がしみじみと言う。 「ものすごく共感出来ることを言ってくれたんだ。 夢を語り続けなきゃいけないってさ。 今、夢を語るメンバーがいないんだよ」 幼児向けの器楽合奏指導では、 ごく当たり前のように夢を語っている。 それなのに、本業のほうでは語ってない。 何だかそれって組織論みたいだね。 トップは夢を語らなきゃ、下々は付いて来ない。 いろいろと思い悩むことの多い夫。 おいしいお酒を飲み、ほろ酔い加減で 就寝の儀式=ゲームに勤しむ。 およっ、と思ったら、うたた寝。 コントローラーを私が手にしたとたん、 「すみません。 そのまま電源切っていいよ」だって。 一応は気にかけてるんだね。 ゲームをやりながらうたた寝しちゃうってこと。 ほんまもんの夢はいいとして、 みなさまにどのような夢を語るべきか、 あれこれアイデア出しを試みていた。 目標となるべきモデルの存在は大事だ。 ただし、何でも人には表と裏があって、 裏は真っ黒だったりする。 「第一、スキルがなってないだろ」 はいはい、音楽的なスキルですよね。 プレーヤーとしては最上の演奏が求められるはずなのに、 この程度で目標になろうなんて、チャンチャラおかしい。 と、あなたは言いたいんだ。 でも言えない。 判りにくいと思うけど、 音楽の世界で食べている彼にとって、 プレーヤーとしてどうよ?ということは 何よりも大事なこと。 トップに立ち、目標であったはずの人が、 実はたいしたスキルも持たず、 志もあまりに低く、実務的にサイテーだった、と。 まあ、あまりに物事が見えすぎるのも、 確かに辛いことではあるよね。 で、自分自身は夢を語らなきゃと思っているんだ。 夫の様子を観察しながら、私自身のことを考える。 夢、語ってるかなあ。 と自問自答するまでもなく、語りすぎな気がする。 えへへ。 もっとも今現在は、 実現させようと実務に励んでいるんだけど、 実際のところどうなんだろ。 夢。 語り続けて行きたいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.01 00:28:09
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